「こだわり」の社長SとスタッフのKを連れて食事に行くことにした。Sが食事制限中だが豆腐料理なら外食も可と言う。ちょっと寒くなったしそれならおでんがいい。近くの茅場町お多幸に行った。
銀髪は大根、卵、厚揚げ。Sは大根、はんぺん、しらたき、こんにゃく。Kはこんにゃく、豆腐、わかめ、練り物を頼む。
第2ラウンドで食べたのはジャガイモ、がんもなど。Sに遠慮したわけではないが、練り物は結局食べず終い。昔は練り物中心に食べていたが、歳を取ったのか、味がわかるようになったのか。嗜好は随分変わってしまった。
おでんの王様は大根ではないだろうか。お多幸の大根は醤油が染み込んで黒い。お多幸は日本橋のお多幸本店、新橋のお多幸、それとこの茅場町店や新宿店など数店を擁する大正12年創業の銀座お多幸など数系統があるが、どれも濃い醤油色。これが関東風正統派のおでんだ。
Sが「関東煮(かんとだき)ですね!」と言うが、東京では関東煮とは呼ばない。関西でのおでんの呼称だ。ところが関西風は薄味のだしで関東風とまったく違う。うどんもそうだが、関西人は濃い醤油味を好まないようだ。関東煮であって、関東の味ではない。不思議だ。
銀髪はどちらも好きだ。薄味の大根も美味い。
おでんは家で食べても楽しい。家では関東風と関西風の中間位の感じか。市販のおでんの素の影響だ。ちょっと淋しい。昔は各家庭の味があったはずだが、インスタントだしのおかげでどの家も同じ味のおでんを食べているに違いない。
おでん種を各種、人数分だけ入れると、食べ盛りのときは誰がどれを食べたか言い合いになった。食べているときは真剣だったが、今となればいい思い出だ。
たまに作るとついついかつてのように大量に作ってしまう。ちょっとずつでも様々な種類の練り物が水分を含んで鍋に入りきらないぐらいに膨れ上がる。今はみんな食が細くなり、翌日になっても食べきれず困るようになってしまった。
おでんの語源は田楽。室町時代にできた田楽が江戸時代に醤油で煮込んだおでんとなった。これを屋台で買って食べていたそうだ。江戸時代から庶民の食べ物だ。
銀髪も小学生のときによくおやつに屋台でおでんを買って食べていた。「でん、でん」とふざけて呼んでいたが、貼り紙に関東煮と書いてあった気がする。東京なのに。関西風の味付けだったのだろうか。
昼間おでんを売っていた屋台が消えて久しい。コンビニでおでんが登場したときには、?と違和感があったが、屋台がコンビニに代わっただけかもしれない。おでんは香港・台湾・中国のコンビニでも人気商品だ。
そう言えば、漫画のおそ松君。串に刺さったおでんを立ち食いしていた。刺さっていた△○□は何だったのかな?
今回行ったお多幸
http://www.otako.co.jp/
投稿者 銀髪 : 2005年11月26日 09:15
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