今シーズン初めてのふぐの白子。思いがけず食べることが出来た。聞くは一時の恥。いや最高の得かな?
仲間を引き連れての今年第1回目の忘年会。ふぐもある、肉もある、色んな料理がある。個室がたくさんあり、接待にも宴会にも使える。「北大路」は大衆向けなのか、高級志向なのかよく分からないチェーン店だ。
メニューを開くと皆の期待と不安を込めた目がこちらに集まる。若手に尋ねる。「何がいい?」遠慮する若手に代わって「ふぐが食べたいんだろう?」とベテランの声が飛んでくる。意を決して若手が「ハイ!ふぐがいいです!」と今度は威勢がいい。
「分かったふぐだな」と言いながら尚もメニューを見ている数秒間、みんな銀髪に無言のプレッシャーを与える。「よし!とらふぐづくしコースにしよう」と言うと、「一番上ですか? やった!」
こんなに喜ばれちゃ仕方がない。
ところがコース料理にはいつものことながら問題がある。最後のデザートが無駄だ、食べられない。今日のメンバーは殆どがのん兵衛なので、デザートを何か他の料理に替えてくれないかと女の子に頼んだ。若い子だったので「無理ならいいよ!」とやさしく付け加えたが、みんなが今度は彼女に厳しいプレッシャーを与える。
もちろんまずビール。前菜盛り合わせ、てっさ、陶板焼き、唐揚、てっちりと続く。それからひれ酒だ。
途中でトイレのために席を立った。部屋の外にホタテが置いてある。自分は頼んでいないので隣室の料理だなと思いながら席に戻った。てっちりを食べながらひれ酒を呑んでいると、女の子が先ほどのホタテの入った小皿を運んで来た。
「デザートの代わりに白子を持ってきました」と言われて気がついた。ホタテじゃなくて白子だったのだ。これは嬉しいサービスだ。時期的にはまだ早く、メニューにも乗らないサイズなのだろう。大人数、一番上のメニューだからの配慮と思われるが、デザートの代わりに何か別のものにしてくれないかと聞いて得をした感じ。ダメ元で言ってみるもんだ。
最後に雑炊を食べてお開きになった。量より質を求めるならふぐの専門店がいいに決まっている。しかし、これだけもれなく食べて白子もついたとなると、お値打ち感もある。
銀髪にとってはみんなの笑顔が何よりのご馳走だった。
個室会席北大路
http://www.kitaohji.co.jp/
投稿者 銀髪 : 2005年12月07日 07:14
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