日本橋でもっとも有名な洋食屋がたいめい軒。昼時は特に人気で11時の開店と同時に席が埋まりだす。
昼の1階席はお得感があって、11時半になると既に行列が出来る。名物のボルシチ、コールスローが50円で食べるられる。2階席は打って変わって空いている。ボルシチは1階のものとは具の量などが若干違うものの、味は一緒で800円。
値段の差が大きいために2階は昼時でも並ばずに座れる。予約をすることもできる。
今日は昼の接待だから行列客を横目に階段を上る。大衆食堂的な1階とは趣が違う。お客様にはミニラーメンを勧める。洋食のスープをベースにした醤油ラーメンはあっさり味で人気が高い。1階には立ち食いのラーメン専用カウンターがあるが、テーブル席でも気軽に食べることができる。
銀髪は2階のボルシチを試したかったので、一人だけでラーメンはやめにした。
メイン料理は多種多彩。銀髪は迷わずタンポポ・オムライスを頼んだ。これは故伊丹十三監督の映画「たんぽぽ」で披露された料理だ。
映画「たんぽぽ」は伊丹監督が「お葬式」に次いで発表したもので、その後の「マルサの女」で名監督との評価が定着することになったが、その後数作を残して自ら命を絶った。
「たんぽぽ」は西部劇調の軽快なストーリー運びで、トラック運転手がたまたま入ったラーメン屋の未亡人経営者を助け、やがてさっそうと去って行く物語だ。
不味いラーメンを美味いラーメンになるまで鍛えていく過程で、いろんな料理が紹介される。以前名コックだった浮浪者が深夜のレストランに忍び込み、冷蔵庫の中の有り合わせの材料で作った料理がタンポポ・オムライス。たいめいけんが撮影に協力したこともあり、この店の名物料理になった。
普通のオムライスはチキンライスを薄焼き卵で包んだものだが、タンポポ・オムライスはチキンライスの上に中がトロトロのオムレツを乗せて出てくる(下の写真左)。熱いうちに自分でオムレツを割って食する(下の写真右)。
前にも書いたが伊丹十三はトロトロの卵料理が好みだったようで、銀髪と嗜好が似ている。
オムライスは子供の食べる料理のような気がして普段は食べない。ましてやチキンライスに卵数個を使った料理が2,700円とはとても割高に思えて普通なら頼む気がしない。
オムライスの料理法はいたって簡単だ。たいめいけんは寛容にもホームページでそのレシピを公開している。卵焼きで包む代わりにオムレツを乗せればたんぽぽオムライスの完成。
今度は自分で作って家族にご馳走しよう。銀髪はオムレツ作りの名人なのです。
名人に至るまでの苦労は涙なくして聞けないよ!
日本橋「たいめいけん」
http://www.taimeiken.co.jp/
投稿者 銀髪 : 2006年01月17日 06:32
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