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2006年05月30日

[OSTERIA ORTIGIA](京橋)   カウンターで本格イタリアン

カウンター中心のみんなが絶賛するイタリア料理店に行った。

店名をカタカナで言うと「オステリア・オルティージャ」となるが、カタカナにしても何のことやらさっぱり分からない。ソムリエの資格を持ちサービスを一手に引き受ける川島オーナーに聞いたところ、オステリアは「ワイン主体の(店)」の意味で、オルティージャはシチリア島シラクーサーという街の中にある出島の名前とのこと。
川島さんが以前住んだことがあるそうで、自分の店の名前にするぐらいだから相当のお気に入りに違いない。インターネットで探すと、紀元前にまで遡る美しい街並み、景色を見ることができた。

オステリア・オルティージャを「大人の隠れ家」「モダンな店内」「吟味した食材に厳選されたイタリアワイン」などとグルメ紹介サイトやグルメ・ブログに書かれている。今更これ以上、何を言えばいいのだろうか。
料理はお任せにして、当然のことながらワインを頼んだ。何たってオステリアだ。川島さんはさすがソムリエで説明も詳細だが、好みだけ言って料理に合ったワインを選んでもらった。

[茨城産子牛舌のボイル、空豆とペコリーノチーズ盛り合わせ][和牛トリッパのトマト煮]  

トリッパとは牛の第2胃袋で所謂「ハチノス」のこと。イタリアではとてもポピュラーな料理らしいが、日本人は嫌がる人が多い。
メルボルンに居たとき銀髪の一番のお気に入りだったイタリア料理屋では、前菜に数種類の内臓料理が必ずあった。日替わりのものも多く、これら内臓料理だけを前菜とメインにしたことも度々あった。今日のお供Oさんも大好物と言う。

[勝浦産金目鯛とグリーンアスパラガスのソテー][生ウニのスパゲッティ]

Oさんが隣の席に運ばれていく皿を見つめている。自分にも欲しいと手に入れたのが右下の生野菜。 

[黒豚と子羊のグリル野菜ぞえ][生野菜]

川島さんを愛想がないと評しているブログもあるが、そのブログにもフォローしてあるように、客との距離感を考えてのことだろう。この距離感が難しい。距離を縮めるのはどちらかと言うと客の仕事だ。二人の世界に浸っているアベックに店の人の方から入って行けるわけがない。難しい仕事の話をしている男同士に対しても同様だ。

その点、我々は楽ちんだ。恋人同士でもないし、仕事の話をしたいわけでもないただの食いしん坊。「こんなに混む日は珍しいですね」とてんてこ舞いの川島さんの手が空くのを逃さず話しかける。

話しかけると嬉しそうに今日の素材、料理などのことを話し始める。いい仕事をしたときは誰かに聞いてもらいたいものだ。うるさそうにする店員がいたら、自分の店や料理に愛情がこもっていない証拠だろう。

最後にOさんにはデザート(リコッタチーズとセミフレッド)、甘いものがダメな銀髪にはチーズ(マンチェゴとブリドモー)が出た。

イタリアンは料理の名前を書き取るのが大変だと言ったら、川島さんがわざわざメールしてくれた。まったく有難い。至れり尽くせりだ。
川島さんが女性だったら「瞳の中にオルティージャが見えた」と結びたいところだが止めにしとこう。そんなセリフは似合わない。


OSTERIA ORTIGIA(オステリア・オルティージャ)
東京都中央区京橋3-4-1 TM銀座ビルB1
03-3516-6842
http://www.osteria-ortigia.com

投稿者 銀髪 : 2006年05月30日 05:26