ポルトガルは大昔はもっとも日本と親密な関係の国だった。今は歴史教科書にしか出てこない。
30年振りにマカオを観光した。マカオには世界遺産の教会跡(外壁だけだが)があり、その地下が博物館になっている。
30年前はなかったと思われるこの博物館には作者不詳の絵が何枚もかけられており、長崎の絵もある。博物館の壁には長崎で殉教したキリシタンの名前が書かれている。宣教師だけでなく日本人の名前も多いが、誤字がたくさんあってちょっとみっともない。
海外旅行をすると観光地の説明やレストランの日本語メニューで日本語の誤りをよく目にするが、なぜ日本人のチェックを受けないのか不思議で仕方がない。日本に来る外国人も日本で同じ思いをすることがあるのだろうか。
ポルトガルと日本のつながりは、ポルトガル領だったマカオでも見ることができた。しかし、マカオでポルトガル料理を食べても日本食との共通点を探すのは難しい。
日本にはポルトガル語を語源とする食べ物は多い。よく知られている天ぷらやカステラ以外にもパン、キャラメル、金平糖、ザボンなどがある。
意外なところでは鯖寿司のバッテラ。ポルトガル語でボートのことで、鯖の押し寿司の形がボートに似ているところからバッテラと名づけられたらしい。
これだけ日本食の語源にもなっているのだから、料理や味付けにもっと共通点があっても良さそうだがそれがない。唯一の共通な料理はいわしのバーベキューだが、魚を焼いただけの料理をポルトガル伝来の料理とは言えないだろう。
マカオのポルトガル料理の代表的なものはアフリカン・チキンとカニのカレー炒めだが、いずれも中華料理と融合して出来た料理で、典型的なポルトガル料理ではなさそうだ。
オーストラリアに居たときポルトガル領事館の下にあったポルトガル料理店に行ったが、いわし以外はあまり記憶に残っていない。ポルトガルの最大の旧植民地ブラジルの料理を何品か食べた気がする。
先日行った新宿のLUXOR Barの店員がポルトガル人だった。彼が推奨するポルトガル料理屋が四谷にある。日本とポルトガルの文化交流を料理でも見つけることができるだろうか。
Restaurant Vele Latina Portuguese Cuisine
356-888
教会跡から坂を下った広場に面する大通り沿いにある大衆的なポルトガルレストラン
投稿者 銀髪 : 2006年05月05日 06:18
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