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2006年05月31日

[勝手屋] (名古屋)  鮮!鴨

名古屋駅からも、栄・錦の繁華街からも遠いが、地元の人たちに人気の店がある。

名古屋の知人の忠告を守り、前もって予約を取ってからタクシーを飛ばして行った。まだ5時半と時間が早かったせいか先客は一組だけだったが、30分もすると店は一杯になった。この店を訪れた有名人のたくさんの色紙が壁を覆っている。

実はこの店は2度目である。以前来たときはグルメ紀行を始める前だったので紹介し損なっていた。鰻(ひつまぶし)、名古屋コーチン、味噌煮込みうどんなど、誰もが名古屋名物と思い浮かべる料理をこれまで紹介していたため、この店に随分とご無沙汰してしまった。

勝手屋は特に何かの専門店というわけではないようだ。肉だけでなく鮮魚もある。本まぐろのカマトロなど食指が動きそうなものもあるが、築地に行けばいくらでも買えるので我慢した。やはり、この店ならではのものを食べたい。

この店の看板料理その1は牛タン料理だ。付け出しは牛タン焼きで各人に焼いた鉄が乗ったものが配られ、これで各々が牛タンを焼いて食べる。
牛タン料理の種類は多数あるが、知人の薦めによりどて煮を選んだ。八丁味噌仕立ての土手煮はボリュームもあり、食べ応えがある名古屋ならではの味である。

この店の看板料理その2は鴨料理だ。いや店名が「美山の味 勝手屋」となっているから、こちらが1番の看板か。岐阜県美山町の鴨料理15種の中から選んだのは4品。最初に書いてあるものが看板のはずだから、迷うことなくまずその料理・鴨のたたきを頼む。刺身は心臓と肝があり、もちろんそれも外さない。身がしっかりしていて、味は鶏に比べるとあっさりしているように思える。
刺身もいいが、肉は焼くと本来の味が噛むごとに染み出してきて、さらに美味い。そこでねぎたまり焼き。以上4品。

この店の常連さんである知人は他のものも食べたいのか、トコブシと熊本産の馬刺しを頼んだ。馬のタテガミと霜降り肉はいつ食べても美味いものだ。

お腹が膨れてきたのでアイヌねぎみそ漬け(ギョウジャニンニク)と金時草のおひたしを酒の肴に頼んだ。

最後に牛タンの辛いスープと柚子ご飯を頼んで4人で分けて食べた。ご飯の上には海苔とかつお節。中部地区の人はなぜかかつお節が好きだ。きしめんやお好み焼には定番だが、ご飯にかけて食べるとなんとなくレトロな雰囲気になる。猫まんまみたいだが、意外と美味しくて却って新しい料理に思えてくるから不思議だ。

名古屋名物を有名店で食べるのもいいが、地元の人が愛する店を知ると、ちょっと通になった気分になる。


勝手屋
愛知県名古屋市中区新栄1-16-6
052-241-8093


投稿者 銀髪 : 2006年05月31日 05:40