オーストラリアでの思い出のジャンクフードがこれだ。
銀髪がシドニーに居たときに、建国200周年を迎えた。メルボルン出身の人に「おめでとう!」と言うと、「200周年はイギリスから来た流刑囚たちの子孫が作ったシドニーの話」と乗って来ない。メルボルンは数年前に150周年を祝ったとのこと。メルボルンはゴールドラッシュで群がった人の子孫が作った都市。どっちもどっちだと思うが譲らない。
オーストラリアには先住民・アボロジニがいる。アメリカ同様に先住民を殺し迫害した結果の建国○○年は、ちょっと違う気がして仕方がない。オーストラリアの北、ダーウィンの酒屋には「アボロジニに酒を与えないでください」と貼り紙がしてあった。土地を奪った罪悪感からか生活保護を厚くしたが、働かなくてもいい(実際は白人から職を得るのが難しい)アボロジニは、毎日道端に座り込み酒浸りになっている。
インディアン、アボロジニやニュージーランドのマオリなど数百年前に侵略された民族の子孫が権利を主張しても、真剣に耳を貸す人は少ない。侵略した政府も人も遥か以前になくなっている。土地や自治権を取り返した国はまだいい方で、取り返す戦争はまだ世界中で続いている。それを擁護するのも非難するのも難しいが、取り返す術を持たない民族はむなしく酔っ払うだけなのだろうか。
アボロジニの食べ物として有名なのは、いもむしや蜜を腹に抱えた蟻などだが、どれも砂漠地帯でやっと口にできる貧しい食料だ。シドニーのサウスヘッドに行くと、アボロジニはその地の豊かな海で魚介類を獲って生活していたとある。逃げて行った砂漠の食事を名物と言うのは申し訳ない。
結局のところ、伝統的なオーストラリア料理とはイギリス料理になってしまう。ローストビーフ、フィッシュ&チップスなどだが、銀髪にとって忘れられないのがミートパイだ。パイの中身は何種類もあるが代表的なのはビーフパイ。フードコートで食べた。
ちょっと立派過ぎる。中身はしっかり煮込んだビーフシチューといったところだ。ミートパイの種類はチキンやホワイトシチュー、モツ煮込みなどはたくさんあるが食べたかったものとは違う。
思い出のミートパイはシドニーのセブンイレブンで見つけた。
中身は挽き肉で安っぽいがまさにこれだ。日本で食べるミートパイにも美味しいものはたくさんあるが、思い出は思い出だ。
アボロジニが食べるいもむしは以前ゴールドコーストで食べたが、今回はどの店のメニューにも見つけることができなかった。ちょっとホッとしたけれど。
投稿者 銀髪 : 2006年08月19日 06:05
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