今日もあてもなく飲み屋を探して歩いた。
知らない街で店を探すのは難しい。思いっきり古ぼけた店に入ろうかと思うが、店の前に立つと気持ちが萎える。そんなことを繰り返していると客引きに呼び止められた。探し飽きていた頃に、生ビールのサービス券をもらってすぐに宗旨替えをしてしまった。
客引きの店は「とりんと」だったが、入ったのは近くにある系列店「魚然」だった。魚然は文字通り魚がメインの店だが、メニューを見ていたら串焼きとおでんを食べたくなった。結局魚はなしで、パリパリサラダ、串焼き、おでんを頼むことにした。
サービスのビールを飲んだ後、今夜は白ワインを頼んだ。昨日と違ってコルクに似せたビニールの栓だから割れることはない。2,800円のカルフォルニアワインには最初から期待していない。ところが瓶を見て即座に異変を感じ取った。冷蔵庫から出してきたようには見えない。ボトルに触ったら案の定、冷えていないどころかまったくの常温。
「白ワインは冷やして飲むものだよ」と若い女性の店員に言ったら、きょとんとしている。「とりんと」から運んで来た店長も、こちらのやり取りを見ていながら何も言って来ない。呆れてしまって怒る気にもならない。店員に水と氷を入れたアイスペールを持ってこさせて、ワインの瓶をぶち込んだ。しばらく冷えるのを待ちながら常温の白ワインをチビチビ飲んだ。幸い、安いワインなので気持ちは凪の状態で安定している。
付け出しはお弁当箱のようなものに出てきて気が利いている。1人分350円も許せる。サラダの上には揚げてパリパリの人参、いんげんが乗っていて面白い。
肉詰めピーマンの串揚げも美味しい。ワインの扱いを見てどうなるかと思ったが、料理はしっかりしている。串焼きのささ身はレア状態で質も良い。他の串焼きは辛子か柚子胡椒で食べる。
店の入り口を見ていたら、店長が大きな皿を抱えて入ってきた。おでんを「とりんと」から運んで来たようだ。串焼きも同様で、これならとりんとに行けば客引きの彼の顔も立っただろうにと反省した。
おでんも満足がいく出来栄え。大根にとろろ昆布を乗せるのは余計に思えたが、乗せたままでも、よけて食べてもいい大根だった。おでんのゆで卵は美味しいね。
ワインを除くお料理の代金は3,240円。ワインもおでんを食べる頃には程よい温度になっていて、ご機嫌な銀髪だった。
魚然
東京都新宿区新宿1-30-7
03-3358-6487
投稿者 銀髪 : 2006年08月22日 05:25
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