からだにやさしい食事
魚と野菜の店チャヤマクロビに連れて行かれた。肉・卵・乳製品・白砂糖・科学調味料を一切使用しないそうだ。魚介類は使うので完全なベジタリアン料理屋でないと知り安心した。
料理にはどれも詳細な説明が記されていて楽しいのだが、一品一品読んでいると骨が折れる。後半に差し掛かると前半のメニューは頭から消えている。いい加減読んだところで諦めて店員を呼んだ。
「これは絶対食べてくれというのはどれだい?」とお決まりの文句を言う。お奨めに従って「三陸のわかめと天然鮮魚の刺身風サラダ 柚子ドレッシング」「インカの目覚めの豆乳クリームグラタン」「海の幸のブイヤベース 玄米おこげ添え」それと「天然酵母のパン」を頼んだ。
パンはバターやミルクを使っていないので物足りなく感じる。これを補っているのがピーナッツバター。子供の頃は好んで食べたピーナッツバターだが、最近では甘味が気になって使うことはまずない。しかし白醤油や生姜が入っていると説明されたので、興味が湧いて食べてみた。隠し味は何度食べても分からないほど微量のようだ。
サラダは予想通りのものだった。いい魚を使っているので醤油とわさびで食べたかった。どんなに工夫をしても刺身の食べ方は日本式に勝るものはない。海は世界中にあるのに魚の生食文化が日本でしか育たなかったのがわかる気がする。
グラタンは面白かった。ミルク、チーズなしでグラタンを作るのは苦労しただろう。ジャガイモの他に玉ねぎ、シメジ、キノワが入っている。キノワはアンデス原産の穀物で植物繊維やアミノ酸が豊富だそうだ。インカの目覚めとはジャガイモのことで、うまくキノワと調和している。
ブイヤベースはもともと魚介類の鍋料理で、肉を入れたものは聞いたことがない。そこでわざわざ「海の幸」と書く必要はないと店員を茶化したら、この店には正真正銘のベジタリアンも来るので、魚介類を使っていることを知らせるための表示とのこと。筋が通った回答に感心した。シンプルなブイヤベースで魚の下に玄米のおこげご飯が敷いてあった。少しにんにくを効かせたらもっと美味いかもしれない。
ワインもオーガニック・ワインとこだわっている。白ワインを飲んだが悪くなかった。
母体は神奈川県葉山の老舗料亭「日影茶屋」と聞かされても、行ったことがないので有難がることもできないが、面白い店ではあった。総じて味が薄い感じがしたが、それが健康食品を信奉する人達の好みかもしれない。
医食同源なる言葉が思い浮かぶ健康的な夕食だったが、それから飲みに行った後に、フラフラとラーメン屋に入ってしまった。豚骨・動物系のギトギトラーメンである。
結局トータルしたら不健康な晩餐になった気がする。いたく反省。
チャヤマクロビ 新宿店
東京都新宿区新宿3-14-1 新宿伊勢丹本館7階
TEL.03-3357-0014
http://www.chayam.jp/restaurant/shinjuku.html
投稿者 銀髪 : 2006年11月01日 06:00
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