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2006年12月17日

[翠峰](静岡)

静岡の料亭にて

伊豆、焼津、浜名湖など県としてはたくさんの観光地を擁する静岡だが、静岡市の名物料理を探すのは難しい。そこで静岡市は政治の中心地だから料亭はあるはずだと考えたら予想は的中した。いくつかある料亭の中から静岡駅まで歩いて行ける翠峰を選んだ。

タクシーを降りて翠峰を見上げると入り口に繋がる日本式庭園のすぐ向こうに鉄筋コンクリートの大きなビルが見える。創業から50年の料亭は16年前に姿を変えたらしい。玄関に入ると日本家屋に入った気分になるが、靴を脱いで少し進むとエレベーターに導かれる。乗り込むとエレベーターの床には畳が敷かれてあった。不思議な世界だ。

我々3人に広すぎる個室には掛け軸がかかり、行灯風の電気スタンドが淡い光を放つ。掘りごたつ式のテーブルに、ふかふかの座布団を敷いた座椅子に肘掛など居心地のいい立派な料亭になっている。個室専用のトイレもあり行き届いている。

座るなりしそ茶が出され、食前酒が朱の盃に注がれた。


先付け

懐石料理の楽しさは前菜にある。工夫を凝らした料理が、少しずつ多品種味わえる。
左上の器にはほたて寿司・あんこう・からすみ・あん肝・伊勢海老・蒸かしたゆり根饅頭などが、右の器にはさよりの白和え、中央はかぼちゃの和え物、お椀にはしめさばとえびが入っいる。
からすみの横には定番の大根が添えられたり、えびの頭も食べられるように揚げてあって行き届いている。ゆり根饅頭が珍しくて美味だった。猪と戌の器は干支が変わる年末年始を表していて面白い。

鯉こく

椀物は鯉こくと鮭の粕汁のどちらかを選択する。銀髪は迷わず店の自慢料理という鯉こくを頼んだ。みそ仕立ての椀は甘めだがコクがあって自慢と言うだけある。骨も食べられるほど柔らかく煮込んであった。

ふぐ刺し

正直言ってふぐはあまり期待していなかったが、そんな時は必ず満足のいく結果が出る。少し厚めに切った身はポン酢をつけなくても甘くて味があった。遠州灘産の天然物というわけではないが、このレベルのふぐが出てくると嬉しい。

炙り鮪トロ

中トロは表面だけ軽く炙ってあり、わさびではなく大根とねぎで食べるとさっぱりした味になる。

ここまででまだコースは半分程度。後半の料理は明日に紹介しよう。

  

滴翠庵 翠峰
静岡県静岡市駿河区泉町3-13
054-281-1066

投稿者 銀髪 : 2006年12月17日 06:08

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コメント

む!ここまでで半分ですか。続きが気になります。明日の楽しみにしておきます。
猪と戌の器に絵馬と椿とは、季節の移ろいを大事にする日本らしい設えですね。これを見て、私もそろそろお正月の準備をしなくては、と思いました。
スーパーのお正月準備コーナー?で買った栗の甘露煮の蓋が、かれこれ一週間、輪ゴムをかけようが暖めようが開かなくて困っているところですが…まずはそこからか…

投稿者 浜っ子 : 2006年12月17日 07:49

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