カウンターで中華料理
少人数で中華に行くのは躊躇してしまうが、「二人でも大丈夫!」と太鼓判を押されていったのが麻布十番温泉からすぐ近くの春だった。太鼓判の主Kさんは先に来ており、既に一品目がカウンターに出されビールを口に運んでいた。
ピータンとチャーシューは確かに中華だが、トコブシ、えび、明太子は和風っぽい。不思議な前菜だが、最初のビールにはピッタリ合う。器は紹興酒の甕を割ったものだろうか。粗雑なようでオシャレだ。
えびといかの炒め物は中華だが、ステーキは洋風である。「どの地方の料理ですか?」と尋ねても、明解な答えは返って来ない。主人がイメージした創作中華料理ということだろうか。
中華料理で使う3大乾燥食材と言えば、あわび・ふかひれ・なまこ。するめいかを干したものを使った料理は初めて食べた。
我が家では母が知人からもらった一夜干しのおすそ分けに閉口していた。普通に炙って食べるには量が多すぎて飽きてしまうからだ。そこで煮物に入れたり、スパゲッティに入れたりしてみたら結構食べられることを発見してから重宝するようになった。
するめもこのように使えるとしたら、正月の余り物で挑戦したくなった。
渡り蟹を使ったかに玉こそが王道と思っている銀髪にとって、春のかに玉はとっても満足のいく品だった。
鳥は時間をかけて揚げたもののようだ。我々が来たときには既にカウンターの前に鎮座していたのだが、いつまで待っても出てこないので催促してしまった。冷ますために置いていただけだったらしいが、もちろん我々にも供してくれた。
麻婆豆腐は中華の定番だが、スープはちょっと変わったもつ煮込み風。香菜の香りがよくてかなり美味しい。
夫婦二人でやっている店で、ご両人との会話が楽しくてついつい饒舌になった。「いつも饒舌だろう!」って?そう言われてしまうとミもフタもないが、盛り上がったのは間違いない。
「食べたいものがあったら数日前に言ってくださいね」と念を押された。小さい店なので食材をいつも豊富に抱えておくことはできない。食べたいもの、予算を言っておけば腕を奮ってくれる。解説付きの楽しい中華料理を食べたいときは「春」に行くことにしよう。
デートにもいいかもしれない。相手がいればの話だが…
中国文化会館 春
東京都港区麻布十番1-5-10
03-5474-4380
投稿者 銀髪 : 2007年01月19日 05:44
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