名古屋駅近くのエスカ地下で見つけた懐かしの味
最初はスパゲッティ・ナポリタンのある店を探した。前もってブヨブヨになるまで茹でてザルに上げた麺と玉ねぎ、真っ赤に着色されたソーセージなどをケチャップで炒め、薄焼き卵の上に乗せた中部地区特有のスパゲッティが目的だった。しかし、どの店もアルデンテに茹でた洒落たスパゲッティを出すところばかり。
歩き疲れた我々の目の前にあったのは若鯱家と言うカレーうどんの店だった。名古屋でカレーうどんでもあるまいと思ったが、シャチの名が名古屋らしいので妥協することにした。しかも頼んだのはカレーきしめん。これで文句はあるまい。
食べてみてちょっと驚いた。最近カレーうどんは蕎麦屋で食べることが多いので、カレーライスのルーに入ったようなきしめんには意外感があった。
東京・上野「中川屋」のHPによると、カレーうどんは明治37年に東京・早稲田の「三朝庵」といううどん屋が出したのが最初。その後、家庭にまで広まったときには、残り物のカレーを薄めてうどんをぶち込む方式で、うどん屋のカレーとは別物になってしまった。銀髪が懐かしいというカレーうどんはこれである。
若鯱屋のカレーはちょっと粉っぽく、色も明るくて悪く言えば安っぽい。探し当てたものは違っても、最初の目的のスパゲッティと通じるところがある。
銀髪が言うまでもなく、カレーうどんには大きく分けて2種類ある。蕎麦屋・うどん屋のカレーは和風だしのスープの中にカレー粉を溶きいれて、片栗粉でとろみをつける。
もう1種類は小麦粉とカレー粉が主体の、いわばカレーライスのルーに近い。
一緒に入った部下は若鯱家を随分と気に入っていた。中川屋のHPには、名古屋の方では飲んだ後にカレーうどんを食べるのが定番になりつつあると書かれている。若鯱屋のことなのかもしれない。
我々が食べた若鯱屋エスカ店はいかにもちっぽけな店だが、インターネットで見ると名古屋を中心に全国65店舗を擁する有名店だと分かった。普通のうどんやそばも出す店なので、うどん屋式カレーのはずだが、どうも懐かしの我が家のカレーうどんに近い気がする。
若鯱家は関東にも12店舗あるが、目にしたらまた入ってしまいそうな嫌な予感がする。
若鯱家
http://www.wakasyachiya.co.jp
投稿者 銀髪 : 2007年01月27日 06:06
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