好きな店は毎週行きたいものだ。
グルメ紀行を書いていると、大好きな店に何度も行けないのが残念である。食事の種類によって行きつけの店を数軒持つ方がいいに決まっている。
寿司屋で好きな店はいくつかあるが、「あきば」は欠かせない。前に来たのは新子の頃だから既に6ヶ月以上も経ってしまった。その間、昼には何度か来た。いいものを頼もうとしたら、大将に「せっかく昼に来てるんだから1,000円のランチを食べなよ」と言われてしまった。そう諭されてますますこの店が好きになってしまった。
刺身のおつまみはさより(千葉・富津)、石鯛(館山)、関さばの3種。さよりの皮は串焼きにして出してくれた。銀髪の大好物だが、このように出してくれるの店は少ないので随分と久しぶり。出足から嬉しい限りである。
目の前のケースには冬らしくたくさんの貝が並んでいる。その中でも赤貝から目が離れない。あきばなら国内産に違いない。
大分に近い福岡県・行橋産の本玉である。正真正銘本物の赤貝を本玉と呼び、類似品の白玉、サルボウ貝と区別される。以前、築地で安い赤貝を見つけて産地を聞いたら、「韓国産に決まっているだろう!」と怒鳴られた。国産の本玉を使えるのは高級店に限られる。本玉の色・艶・味・香り、ますます楽しくなってくる。
宍道湖産の白魚は大型で食べ応えがある。今度の鯖は新潟産。タイラ貝はケースの中で存在感タップリだったが、刺身にしても肉厚でしっかりしている。
勝浦のかつお、長万部のホッキ貝。「しまった!」穴子の写真を撮り忘れた。穴子はなんと明石産だったのだ。瀬戸内の穴子は殆どが産地で消費されるため東京でお目にかかることは滅多にない。松山、広島、岡山などで食べたことがあるが、日本橋でも食べられるとは思わなかった。
ぼちぼち寿司に移ろう。
握りはお任せにした。マグロの中トロとづけはもちろん本マグロ、いくら、大柱、ウニと一人一カンずつ出てきた。ウニは津軽産のシロと言われた。シロとはムラサキウニのこと。アカと呼ばれるバフンウニと対比される。最近はバフンウニの方が味も値段も上のように思われているが、今日のウニを食べると通説に疑問を挟まざるを得ない。
きんきは脂が乗って大将の手がテカテカ光っている。これがまた美味い。
一升酒で酔ってしまったのでこれまで書いてきたことに若干自信がないところもあるが、大体のところは皆さんに伝わったと思う。
勘定書きを見たら酒なしで1人大体15,000円見当。、高級ネタを「これだけ食べたら仕方ない」というより、「これだけ食べてもこの値段」と感心してしまった。
今日も満足、満足のあきばであった。
あきば
東京都中央区八重洲1-4-10
(お店の希望により、電話番号は載せません。足で探してください。)
投稿者 銀髪 : 2007年02月07日 06:04
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