もうじきふぐもおしまい
昨年末に「とらふぐ亭」で知られる東京一番フーズが東証マザーズに上場した。全国で34店舗展開しており、一年を通してふぐを安価で安定的に供給している。養殖技術の進歩でふぐの季節感がなくなってきたが、天然物を使う山田屋のような老舗料理屋には季節が存在する。3月末頃にはふぐは終了すると聞いて慌てて行く事にした。
前回訪問したときと同様にコース料理ではなく単品にした。鍋まで食べると多すぎると我ら中年族は考えてしまう。鍋を外してふぐ尽くしにしようと思う間もなく仲間の1人が自分の好みで頼んでしまった。
ふぐのない季節も営業しているので、他の料理も悪くはない。天ぷらもきれいに揚がって美味しそうだが、銀髪は海老とキスだけ食べて残りを部下に押し付けた。「エーッ!僕が全部食べるのですか?」と恨めしげだが、天ぷらでお腹を膨らませたくない銀髪は素知らぬ顔だ。
コースの刺身だとちょっと寂しいが、単品だと食べ甲斐があっていい。同じ店で食べてもふぐに当たり外れがあるが、今日のふぐは特に美味しく感じた。
唐揚げと白子は嫌がる仲間を無視して勝手に頼んだ。養殖ふぐでも白子を持つのは冬のはずだ。今を逃すと再び会うのは遠い先だ。
最後に雑炊を食べてお開きになった。何か足りないと思ったら名物女将が挨拶に来ていない。
「ババァはもう死んじゃったのか?」と聞くと仲居さんたちが腹を抱えて笑う。彼女たちの笑顔を見たら女将が健在なのが分かる。今日はちょっと用事があり留守にしているそうだ。
「女将さんが亡くなったら必ず連絡しますよ」と仲居の1人が言うが、「迷惑だから絶対報せるなよ!」と言いたい放題だ。行きつけの店はこんなやりとりが出来るのが楽しい。
日本橋 山田屋
東京都中央区日本橋3-1-15
03-3271-2031
http://www.nihonbashi-yamadaya.com
揚げぎんなん800円、天ぷら2,000円、里芋800円、ふぐ刺し3,000円、ふぐの唐揚げ2,500円、ふぐ雑炊1,500円
今日載せる予定を昨日に間違えてしまいました。昨日読んだ方、ごめんなさい。今日も山田屋です。
投稿者 銀髪 : 2007年03月23日 05:48
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