口コミだけで繁盛する店
タクシーに乗って地元のMさんに教えられたとおり「警固小学校の並びのくめって店なんですが、わかりますか?」と聞いたら、「あぁ、なんかあのあたりに店がありましたね。たしか漢字ですよね?」との返事。近くを通ったときに目にした目立たない店を覚えていてくれた。
店に入ってカウンターに陣取りMさんを待つ間にビールを頼む。大将に「写真を撮ってはだめです」と言われて青ざめた。「冗談ですよ!」の声にホッとするが、電話帳に載せてないというから半分は本音。店の電話番号を載せない店は「あきば」に次いで2軒目だ。
お通しは黒のりといわしの2品。黒のりはごま油と唐辛子を加えて韓国風に仕上げてある。
初めて見た名前のものを2品。しらさえびは車えび科のヨシエビと言われれば聞いたことがある。小丸ふぐはヒガンフグと呼ばれるものらしいが、食べた記憶がない。ねぎ、みょうが、のりを加えてポン酢仕立てで立派な一皿になる。
厚めに切った昆布締めひらめはとびっこをまぶして、小山の盛りつけに驚かされる。いわしをベースに作ったなめろうは見よう見まねのオリジナル品。創作料理に意欲を燃やすタイプの料理人というのが見えてきた。一流料亭などでの修行経験がないことが、自由な発想の料理を作れる所以かもしれない。
ようやく大将と打ち解けて話が弾むようになってきたら、「これを食べてくださいよ!」と奨め始める。
鹿児島産黒毛和牛にこだわる大将自慢の二品。テールの塩焼きは固くて食べ辛いだろうと心配したが、柔らかくて驚いた。長時間煮込んであるようだ。煮込みすぎると崩れてしまうので、鍋から目が離せないというから手間ひまかかった逸品である。自慢は当然に思えた。
レバーも単純には出してこない。厚めに切ったレバーがよくタレや薬味に合っていた。これまで脇役としか思っていなかった博多ネギが立派に存在感を持っている。
これもお奨めの一品。コクがあり濃い目のスープに感じるが、食後感は重くない。
若く見えた大将だが店を開いたのが22年前というから、銀髪と同じくらいの年齢と推測できた。尋ねると今年51歳なので銀髪の一つ下。もっとも、驚いたのはこちらより大将の方。「そんなに老けて見えますか?」と銀髪が言うと、「でも、肌を見たら若いですよね」と言う。それじゃ否定になっていない。しっかり肯定している。
和気あいあいでお開きとなった。宣伝をしないという大将の主義を尊重して、住所、電話番号は書かない。どうしても知りたい人は、他の人のブログを参考にしてもらおう。
久米を紹介しているブログ
http://blog.livedoor.jp/ken123atara456/archives/50709050.html
投稿者 銀髪 : 2007年04月19日 06:03
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