夏が来る前に
夏は寿司好き垂涎のスターであるシンコなどが出てくるが、基本的には寿司屋にとっては難しいシーズンだ。貝も産卵期に入り、しばらくは味が落ちる。そこで季節の変わり目に寿司屋で楽しもうということになり、総勢6人で繰り出した。
出かけたのはご近所のあきば。夫婦で営むカウンターだけの寿司屋だが、誰を連れて行っても喜ぶ。この店に来るようになった経緯は以前の記事を参考にしてもらおう。
真ん中のはしったか貝。主に太平洋側の浅瀬に生息しており、居酒屋でもよく見る貝だが名前を知る人は少ない。
大型のかつおは脂が光っていて、これを食べたらかつおが嫌いな人はいなくなるだろう。
タレをサッと塗った焼き穴子。関東にはあまり入ってこない通も喜ぶ瀬戸内・明石産の穴子。
タコは神奈川県佐島産。軽く茹でただけというが、砂糖を入れたのではないかと疑うほどに甘味がある。アフリカ産とはものが違う。
あきばの自慢は大きなツブ貝とサザエ。サザエは壷焼きにしてもらい、皆さんに食べてもらうことにした。遠慮したつもりだったが、大将がソッと刺身を銀髪だけに出してくれた。嬉しい心遣いだ。
鮪は今は和歌山沖を泳いでいるらしい。今度の穴子は江戸前。瀬戸内産は焼いて、江戸前は煮て出す。プロに言わせれば産地によって穴子は顔も味も違うそうだ。料理法が異なるのも頷ける。
最後に青森県十三湖産の大しじみの味噌汁を飲んでお開きにした。と、言いたいところだが、みんな帰りたがらない。ミル貝が欲しい、赤貝も、ウニもなどと頼み始めた。
次のお座敷が待っている銀髪はお金を部下に預けて引き上げた。お腹は一杯だが、お財布は空っぽになってしまった。
あきば
東京都中央区八重洲1-4-10
投稿者 銀髪 : 2007年05月23日 06:09
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