« [野郎寿司本店](新宿歌舞伎町) | メイン | [あきちゃん](福岡中洲) »

2007年10月20日

[明華園](人形町)

老舗中華料理店の名物はモツそば


以前人形町近くにオフィスがあった頃にはよく行った店。メニューには高級料理もあるが、いつも街の中華定食屋の感覚で使っていたため料理の印象はほとんど残っていない。

数ヶ月前の夜、お客様に連れられて久々に行った。ご馳走してくれるというので料理の選択は任せたが、記憶の通り特筆すべき料理は何もなかった。結局カメラはしまったままだったが、食べ終わった後でお客様はモツそばが絶品だと言うではないか。それなら頼んでくれれば良かったのにと恨めしかった。いつか行かなければと思いながら、時は過ぎていった。

すっかり忘れてしまった頃、店の前を通ってモツそばのことを思い出した。記憶は脳の中にどのように保存されているのだろうか。まったく不思議だ。

店に入ってメニューを開いたが、探すのが面倒くさい。店のおばさんに「モツが入ったラーメン」と頼んだら「モツそばですね」と言われた。

スープをすすって納得した。実にいい味が出ている。モツと言っても入っているのは鶏レバーのみのようだ。これを見て再び記憶の扉が開かれた。

子供の頃、我が家に衝撃を運んできたのが兄嫁だった。どの家庭も同じだと思うが、我が家でも母が嫌いなものは食卓に上らなかった。代表的なのがセロリ。この臭いには参った。これが1番の衝撃。

兄嫁が作るお雑煮にも驚いた。鳥レバーが入っていたのだ。これが2番の衝撃。食感は我慢できなかったが、汁が美味しいのに感心した。明華園のモツそばを見て30年以上も前の記憶が蘇ったわけだ。

ラーメンは専門店の方が美味いと思いがちだが、和洋中どの料理屋でも基本のスープが命。20代の若者がラーメン屋チャンピオンに輝く世界とは異質のものがあるように思える。

麺や具がなくなった後も汁をたくさん飲んだため、後になって喉が渇いて参った。
ラーメン通の人が何と言うか分からないが、ファンが多いのは事実。ミスマッチのようで意外に美味しいモツそばである。


明華園
東京都中央区日本橋人形町2-2-2
03-3666-4501


投稿者 銀髪 : 2007年10月20日 05:45

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://codawari-info.sakura.ne.jp/system/blog/mt-tb.cgi/1285

このリストは、次のエントリーを参照しています: [明華園](人形町):

» 昔ながらの中華料理屋。人形町、明華園。 from ムダ遣い日記 -こんなものを買った。-
人形町通りに面した中華料理、明華園。外からは中が見えないのでどんな店かと思うが、クラシカルで豪奢な内装。シャンデリアがあり、天井は高く、店内は広くみえ、9... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2008年05月06日 17:01

コメント

記憶は脳のなかにどのように残っているのかという疑問にお答えしたいと思うが、旧友(つまり級友)で医者をしていたBOWさんによると、「人間の脳はソバ屋のざるだ」という。そば屋では使用の都度、ざるを洗っているがどうしてもソバがこびりついているのだという。ザルにひっかかっているのが記憶であり、人間トシを取ると古い記憶だけはいつまでも残り、今朝何を食べたかといった新しい記憶は網目から綺麗に流れてしまうのだそうだ。
ああ、いやだ、年寄りらしく年寄りっぽいコメントをしてしまった。年寄りに昔話が多いのもザル脳のなせる業とか。

投稿者 シブチンスキー : 2007年10月22日 07:45

コメントしてください




保存しますか?