雪に埋もれた手打ち蕎麦屋
JRなら上越線の五日町駅か六日町駅が最寄り駅。車なら六日町インターから車で10分、東京練馬からなら2時間40分とのことだが、冬の豪雪期に蕎麦を食べに来る物好きはいないと思っていた。ところが開いていたのは我々のためだけではなさそうだ。スキー客や地元の客にも人気なのかもしれない。
緑豊かな農村地帯に佇む様が店のパンフレットにある。目の前の深い雪を見ていると、夏の風景をイメージするのは難しい。
良質の蕎麦を丁寧に石臼製粉した手打ち蕎麦、こだわりのつゆが自慢のようだ。
つゆはかつおだしが効いた江戸風のものと、煮干が中心と思われる田舎風のものと2種類が出てくる。食べ比べができて面白い。
天ぷらは暖かい天つゆでいただく。田舎にしてはと言えば失礼だが、気が利いている。
蕎麦もコシがあってなかなかいい。魚沼近辺であれば越後へぎそばが有名だが、この店は十割そばがウリで、蕎麦本来の味と香りにこだわっているようだ。
そば湯も茹で汁ではなくて、飲むために別途作っているどろりと白濁した濃い汁。せいろ一枚では物足りない連中も、そば湯を何杯もお代わりして満足していた。
そして、何よりいいのが日本酒・八海山。酒蔵は岡寮を紹介してくれた上に、4合瓶3本を差し入れてくれていた。蕎麦屋で日本酒は最高だ。
久し振りに見るつららが下がる景色を堪能して外へ出た。バスに乗り込む前に、男どもは少年に戻って深く積もる雪の前に立ち、ズボンの前のファスナーに手をかけた。
そば屋 岡寮
新潟県南魚沼市岡218-1
025-775-3604
投稿者 銀髪 : 2008年02月08日 07:31
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