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2008年03月23日

グラッパ

美味しいグラッパを飲みましょう


インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」を、大学生だけでなく官僚までもが引用したと国会で嘲笑された。公式に使うのはともかく、それなりに役に立つと銀髪は思っている。それでもグラッパを「美酒」と評価しているのには苦笑した。

ウィキペディアによると、サイゼリヤでも飲めるそうだ。サイゼリヤには行った事がないのでどんなグラッパを置いているのか知らないが、安価なグラッパが美味しいはずがない。ウィキペディアの執筆者は余程いいグラッパを飲んだか、味音痴でなければ「美酒」などと書けないはずだ。

グラッパはブランデー(果実から作った蒸留酒)の一種。ブランデーの代表格がコニャック(ヘネシーやレミーマルタンが有名)である。グラッパはコニャックと同様に葡萄を原料とするが、搾りかすから作られる安価な酒のイメージが強い。
銀髪のホームグラウンド、日本橋のショットバー「風長閑」に久し振りに行ったら立派な箱が出てきた。

ベルタ マジア(BELTA MAGIA)、琥珀色のヴィンテージ・グラッパである。数年前までグラッパは透明な酒しかなく、味は二の次で化粧瓶の美しさでしか勝負できない酒と思っていた。安価なイメージも吹っ飛んだ。

サイゼリアのグラッパの格は大体想像できる。下北沢の居酒屋で飲み放題の焼酎をストレートで飲んだ時、安いグラッパと殆ど同じ味で驚いたものだ。酒粕が焼酎の原料になるのだから、味が似ているのは当然である。
ワイン=純米酒、グラッパ=粕で作った焼酎と考えれば分かりやすいだろう。粕でない厳選した材料で作った高級焼酎=コニャックと言えば、焼酎メーカーや焼酎愛好家も許してくれるだろう。

最近、樽で熟成された琥珀色に輝くグラッパをよく口にする。ベルタ マジアはその中でも最高級品の一つである。ウィキペディアの筆者が美酒と評したのはもしかしたらこのグラッパかもしれない。
しかし着飾って上品を装うよりも、粗野でも純粋で美しい素の方がいいと感じることもある。オードリー・ヘップバーンが演じた名作映画「マイフェアレディ」を思い出した。

イタリアンレストランに行く。サイゼリアでもいい。食後に女はドルチェ(デザート)を、男はグラッパを頼む。女は固辞する男の口にケーキの一片を放り込む。男は甘さに口をしかめ、べたつく口をグラッパですすぐ。女が笑い転げる。

ウーン、こんな幸せな奴がいたら不愉快だ!

投稿者 銀髪 : 2008年03月23日 06:24

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