渋谷のマヌエルもなかなかいい
マヌエルは四谷の「マヌエル・カーザ・デ・ファド」、丸の内の「マヌエル丸の内」に次いで3店目の訪問である。四谷は広めの店内で器などの仕掛けも大袈裟。丸の内はカフェのような気軽な感じ。渋谷店はコジーニャ・ポルトゲーザ(ポルトガルの台所)の名の通り、家庭料理を食べさせる民家を思わせる店だ。
マヌエルも3回目になると料理の味も特徴もほぼ分かる。バカリャウ(干し鱈)を使った料理がお奨めで、特にコロッケはお気に入りだが今回は違う料理を食べることにした。
お通しは各店共通だ。自慢のバカリャウ料理はサラダを食べた。水に浸して戻してから調理するようだが、ときどき噛み切るのに苦労することがある。今日のバカリャウはちょうどいい感じだった。
マヌエルで食べてバカリャウのことを初めて知った。それまではポルトガル料理の代表はイワシのグリルと信じていた。オーストラリアでも、マカオでもポルトガル料理屋に行ったら必ず注文した。ところがマヌエルでは四谷、丸の内の両店にイワシがなく、とても不思議に思ったものだった。
店長に尋ねると、イワシが置いてあるのは渋谷と高輪のみとのこと。わざわざいつも食べられる日本で頼むこともあるまいが、つい手を出してしまった。オリーブオイルをかけて食べるのがマヌエル風である。
四谷店では大きな壷に入って出てきた鶏のプーカラだったが、器が小さくて別物かと思った。店によってプレゼンテーションも異なる。ポートワインで煮込んだ鶏は香りもよくてメインに相応しい料理だった。
四谷、丸の内に比べると店は小さくてメニューも少ない。それでも、いや、それだから一番落ち着ける。予約で一杯なのに満席になったのは8時半頃と遅かった。渋谷は客の出足が遅いのだろうか。小さい店だけに満席になるとちょっとうるさい。男性客もいるが、元気で明るい女性たちの前では影が薄い。
ざわざわして賑やかなのも台所には似合っている。リーズナブルなポルトガルワインを飲み、食後はポートワインでダラダラするのも楽しいものかもしれない。
マヌエル コジーニャ・ポルトゲーザ
東京都渋谷区松涛1-25-6
03-5738-0125
http://www.pjgroup.jp/manuel/shibuya/index.html
投稿者 銀髪 : 2008年04月02日 07:46
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