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2008年09月20日

越乃寒梅 古酒 乙焼酎

幻の焼酎


新潟に単身赴任中の次兄はいつも珍しい酒を持ってくる。なかなか手に入らないものを、長兄や銀髪のために提供してくれる。母を囲んで3兄弟、美味い酒に話も弾む。

母は80歳を超え、長兄も還暦を通り越した。次兄ももうすぐ還暦に達する。みんな酒量が落ちたというよりも、健康を考えて意識して量を減らしている。がぶ飲みするより、酒を味わう年齢になってきたということだろう。次兄が持ってくる酒はそんな我々に相応しい。

日本酒は等級制度がなくなったお陰で格段に美味しくなった。米を削って削って作る吟醸、大吟醸酒の値段が高いのは精米歩合だけでなく使う米も最高級品種だからである。削った米や、酒の搾りかすは捨てずに2次使用される。意外と知られていないのが焼酎への転用。最高級米で作られる焼酎が不味いわけがない。

「越乃寒梅 古酒 乙焼酎」の値段をネットで見て驚いた。1本3万円前後で売買されている。蔵元の販売価額は十分の一程度のはずだ。焼酎専門のメーカーではないため市場に出回る本数は限られている。森伊蔵などよりも希少価値があるために、異常な値段になっているようだ。

事故米騒動のお陰で、焼酎ブームに影が差してきた。焼酎をお湯や炭酸で割って飲む人が殆どなので、品質云々の吟味は置き去りにされてきた感があった。事故米は論外だが、焼酎ブームが何だったのか、その本質を見極めるときが来たのかもしれない。有名焼酎に数倍のプレミアムがつくのは明らかに異常である。

なんだかんだ言っても「越乃寒梅 古酒 乙焼酎」は美味かった。酒の名前に錯覚させられているのか正直言って自信はない。ストレートで飲むと度の強い日本酒を飲んでいる感じがする。それは錯覚ではないだろう。

母と3兄弟が揃った宴は楽しかった。酒が一役買ってくれたのは間違いない。

投稿者 銀髪 : 2008年09月20日 07:35

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