今シーズン初めてのふぐ
「ホテルは湯田温泉でいいですか?」と部下に言われて耳を疑った。生真面目な男が珍しいことを言うと驚いたが、調べてみると湯田温泉町には多くの会社がある。ひなびた温泉街をイメージした銀髪が無知だった。
ビジネス街が近いといっても由緒ある温泉街であることは間違いない。立派な温泉旅館も多いが、我々はビジネスホテルに泊まることにした。男二人で温泉宿の座敷で食事をする気にはなれない。ビジネスホテルにも温泉風呂はある。
ホテルにあった周辺案内でふぐを食べられる店を探した。これはと思った老舗の懐石料理屋は前日までに予約を入れないとふぐコースは出来ないと言う。その料理屋が紹介してくれたのが福助。足袋・下着メーカーのイメージから無視した店だった。ちょっと考えれば福=ふく(山口ではふぐをふくと言う)なのだから、ふぐ専門店と容易に分かる。
1万円の天然とらふぐミニコースを頼んだ。15,000円、18,000円の本格コースとは基本的に量の違いだけと言われれば安いほうを頼んでしまう。写真のふぐ刺しは一人前なのでミニといっても貧弱ではない。ひれ酒のひれも立派。
仲居さんによると、福助は創業40年以上になるふぐ料理の老舗。市場を通さず萩から直送するので天然ふぐを安く提供できるとのこと。禁漁期の夏でも、偶然網にかかったふぐを仕入れて客に出しているそうだ。夏でも予約をしておけば天然ふぐを食べられる。
確かにふぐの量は少ないが、一人たっぷり2杯分あるので充分だ。この店でアルバイト歴4年の女学生が取り分けてくれるのも嬉しい。我が娘たちもアルバイト先では笑顔を振りまいているだろうが、家で銀髪にサービスしてくれることは滅多にない。アルバイト料より遥かに金を出しているのだが…
いつもふぐコースを食べる度に鍋は余って食べ切れない。雑炊も味見程度に少し食べるだけ。ところが今日は雑炊もお代わりして、デザートも食べきった。食事が早く終れば酒の量も抑えられる。安くて、食べ過ぎず、飲みすぎずと完璧な食事が出来た。
ちょっと抑え気味の食事にはさらにご利益があった。ホテルで一息ついて温泉へ。しっかりと伝説の湯を堪能した。
目的のふぐと温泉を楽しんで、メデタシメデタシ。ん?目的は仕事だったかな?
割烹 福助
山口県山口市湯田温泉2-2
083-925-1616
投稿者 銀髪 : 2008年10月10日 07:49
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