2008年10月04日
[ロンギーズ](ホノルル、アラモアナ)
ショッピングの後にシーフード

ハワイに来てアラモアナのショッピングセンターに行かない人はいないだろう。ブランドショップやハワイアンな生活雑貨など、何でも揃う。11年前に来たときより大きくなり、更に膨張し続けている。閉店の夜9時までアラモアナで、それから11時までやっているデューティーフリーショッパーズに行くつわものもいるに違いない。男にとっては地獄の1日だろう。
JTBやHISなどのツアー客やJCBカードを持っている人は、市内巡回トローリーに無料で乗れるので便利だ。もちろんアラモアナショッピングセンターまで運んでくれる。タクシーに乗るより、風を浴びながら走る方がずっと楽しい。
我々は1時頃、アラモアナに着いた。銀髪は通路にあるベンチに直行した。それから我が財布にお呼びがかかるまで実に約4時間を要した。自転車で160km走った疲れを癒し、しばしの昼寝時間まで与えてくれたパートナー殿に感謝、感謝である。財布が多少ひどい目に遭うのは止むを得ない。
全ての買い物が終了した頃、夕食にピッタリの時間になった。アラモアナには多種多彩な飲食店が入っている。その中からシーフードのロンギーズを選んだ。

付け出しとしてピザが2枚乗った皿が我々のテーブルに置かれた。料理を頼む前でよかった。量を考えて吟味した結果、2品だけ選ぶことにした。
メニューは英語と日本語のものを1冊ずつもらった。何故か日本語の方が料理がたくさん載っている。ところが日本語のメニューからオーダーしようとしてもないものが多い。時々しか書き換えてないようだ。結局英語のメニューからオーダーした。
クラブケーキ

蟹の身を固めて焼いたもので、量も程ほどで味も悪くなかった。もう一品はムール貝の料理で、大きな皿に大量に乗ってきた。大量に見えたが、貝殻の中身だけでいえばこれも適量。最初のピザと合わせてそれなりにお腹一杯になった。
ムール貝

ロンギーズでは海からの涼しい風をたくさん浴びて気持ちよかった。店員もフレンドリーで悪くない。ショッピングの後にお奨めの店である。
Longhi’s
Ala Moana Center 2F, 1450 Ala Moana Blvd.
808-947-9899
http://www.alamoanacenter-jp.com
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2008年09月29日
[dkステーキハウス](ホノルル)
アメリカのステーキはでかい

11年ぶりにハワイへやってきた。前回は祖父母の墓参りが主目的だったが、今回は自転車競技ホノルル・センチュリーライドに参加するためである。レースの前に特大ステーキにチャレンジした。
マリオットホテルの3階、寿司屋を併設しているステーキハウスには白人客で混みあっていた。テーブルにつくとすかさず日本語のメニューが出て来る。前菜にシーフードの盛り合わせとシーザースサラダを頼んだ。

外国だから正式にと思い各人に前菜とメインを頼んだが、料理は中央に、取り皿をそれぞれの前に置いてくれた。何も言わずに氷水を持ってきてくれるし、「箸はいるか?」と聞いてくれるなど日本人への応対は慣れたものだ。

特大のステーキが来ることを予想してメインの一つは前菜の中から選んだのは正解だった。600グラム超(22オンス)のリブアイステーキは思った以上に大きかった。30日間熟成したこの肉が看板メニューで、柔らかくジューシーだというが、霜降りの和牛とは比べられない。もっとも、本来のステーキらしくて美味い。

上から見ただけでも大きいのに厚さが3センチほどある。日本人なら二人で一人前を分け合っても充分であろう。昨年行ったニューヨークでは各人に前菜とメインをオーダーするように半ば命じられるような感じだったが、この店なら許してくれそうだ。
日本語のメニューにはなかったが、この店のウリは刺身や寿司も出してくれることらしい。前菜に刺身、メインにステーキを食べている白人が何組も居た。ワインもグラスで飲める種類が豊富で悪くない。ホテルの中にあるレストランとしては気取ってなくていい。
特大ステーキを見事に食べきった。デザートは入らないのでお開きにした。それにしても、アメリカ人の大食にはいつもあきれてしまう。メタボに悩む人たちも、ハワイに来れば安心するだろう。
dkステーキハウス
ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ 3階
http://www.dksteakhouse.com/
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2008年06月23日
[トゥッカーノ](渋谷)
ブラジル移住100周年にブラジル料理

ブラジルのイメージはサッカーとリオのカーニバルぐらいしかない人が多いだろう。皇太子がブラジルの移住100年の式典に赴き、新聞でブラジル特集が掲載されてもなお、関心を持つ人は少ない。銀髪も似たようなものだが、食べ物には興味が湧く。
ブラジル料理の代名詞みたいになっているシュラスコを以前から食べたいと思っていた。ようやく念願がかなった日の翌日にブラジル移住100周年の記事を見た。何かに導かれたようで不思議な気分になった。ドラマなら都合が良すぎる設定と馬鹿にするところだ。
店は大勢の若者でほぼ一杯だった。彼らは2時間4,000円の食べ放題を選んでいる。飲み放題もつけているかもしれない。我々は90分3,000円と飲み物を頼み、料理を取るために席を立った。シュラスコを乗せてもらうために皿の一部を空けておく。

席に戻るとすぐに大串を持って店員がやってきた。丸ごとの肉をナイフで削り取り皿に乗せる。食べ終わった頃に別の店員がソーセージや内臓肉の串を抱えてくる。シュラスコは牛、豚、鶏、ソーセージなど10種類以上ある。オーストラリア産などの安い輸入肉ではあるが、じっくりと焼かれて思ったよりジューシーで美味い。

食い飽きたところでショーが始まった。若い男たちの目は踊り子の大きな胸に釘付けになっている。女性連れの男の目はさとられないように彷徨っては目標点に向かう。

ショーが終わったら再び店員が大串を持って客の間を歩く。腹一杯なのに食べてしまう不思議。最後にやってきたパイナップルの丸焼きには驚いた。
隣のテーブルの女性3人は2時間コースのようで気合が入っている。「私は太る体質だから」と言うタイプの人たちに見える。デザートの別腹も大きいに違いない。
銀髪の祖父母はハワイに移住し、再び日本の土を踏むことはなかった。学生のとき、ブラジル移民を描いた石川達三の第一回芥川賞受賞作「蒼氓」を読んで、他人事と思えず感銘を受けた。苦心惨憺した祖父母の孫は日本でブラジル料理など食べ歩きにうつつを抜かして居る。
最近のブラジルなど新興国の急成長振りを見ていると、日本の平和ボケが心配になってくる。もちろん銀髪も含めての話だが…
トゥッカーノ
東京都渋谷区道玄坂2-23-12 渋谷フォンティスB1
03-5784-2661
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2007年11月02日
[フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ ](神宮前)
海外旅行をしたような錯覚をした

神宮前・原宿界隈は変わった料理の店が多い。評判のいいメキシコ料理屋と聞いて、予約の電話を入れた。電話の声は流暢なスペイン語で店名を告げる。スペイン語は出来ないので英語で話そうかと迷ったが、試しに日本語を話したら今度は流暢な日本語が帰ってきた。興味が湧き上がった。
神宮小学校前でタクシーを降りて渋谷方面に歩くと左側に立派な店。薄暗い階段をドキドキしながら地下2階まで降りたら、フロントに日本人女性が居た。外国人と話しているスペイン語を聞くと、電話の女性のようだ。食事にありつくにはさらに階段を下りなければならない。
薄暗い店内でロウソクの火を頼りに小さな字のメニューを見るのは辛い。スペイン語の料理名は大きいが、英語、日本語の説明は老眼には拷問のようだ。周りを見渡すと、多分苦労しているのは銀髪だけだ。老眼の客が来ることは考慮されていない。

フロアには日本人の店員は見当たらず、我々のテーブル担当のエチオピア人女性にお奨めを聞いた。彼女の推奨は我々の好みに合わず、結局スペイン語・英語・日本語を交えて苦労して注文を終えた。無論エチオピア語は分からない。まるで外国に来たような気分になった。
クレソンのサラダ

量が多くて驚いたが、クレソンやマッシュルームは充分美味しかった。

メニューではNACHOSの文字しか良く見えなかった。英語や日本語の説明を読むのは面倒なので、見覚えのある名前のものを頼んだ。料理が目の前に来てNACHOSがどんな料理か思い出した。メキシコの代表的な料理なので文句はない。
メキシコ料理らしく辛味がもっと欲しかったのでチリソースを求めたらタバスコを渡された。本格メキシコ料理屋のようだが、いたってアメリカンである。

トルティーヤで巻いて食べるものを見境なく選んだが、豚肉以外は前の料理の構成と殆ど同じだった。
店はかなり賑やかになってきた。生演奏のベサメ・ムーチョが聞こえてくる。ほぼ一杯になった店内を見渡すと客の半数以上が外国人。店員も外国人なので、日本人が観光客のように見えてしまう。
メニューを見ると高そうに思えるが、どれも量が多いので日本人だけなら4人以上で来ないと色んな料理は楽しめない。大食いで価格に厳しいアメリカ人に喜ばれそうな店だ。
料理の味を云々するのは野暮。異国情緒を味わえる店と割り切れば楽しい。
フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ
東京都渋谷区神宮前2-33-12 ヴィラ・ビアンカ B1F
03-5410-6288
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2007年08月20日
[BOBBY VAN’S](ニューヨーク)
ニューヨーク最後の夜はステーキを

「最後にステーキを」というのは、アレンジャーであるTAさんTOさんの粋なはからいだった。最初にステーキでは胃がもたれてその後の食事が美味しくないと思ったからだ。それでは、今夜は心置きなく特大ステーキを堪能しよう。
BOBBY VAN’Sは1969年創業で、ステーキハウスの老舗として人気の店だ。America’s Top Ten Hall of Fameの常連で、2007年のニューヨークにあるレストランのトップテンにも選ばれている。風格のある店だが、きらびやかではない。いかにもアメリカっぽい一流半の雰囲気だ。ウエイターも気さくで話しやすい。メニューを見るとステーキ以外の料理もたくさんあることが分かったが、迷わずステーキの欄に集中する。
前菜はシーザースサラダ

意外と小さいじゃないかと思ったが、これは1人前。4人で食べるにはちょうどいいが、一人では持て余したはずだ。ステーキに挑戦するには適量だった。
フィレステーキ

IさんとTAさんはフィレステーキを選んだ。Iさんは半分でいいと言ったがウエイターに拒否された。ステーキはどれも同じ値段(49.95ドル)で、量は約400グラム。残すのを覚悟で頼んだが、予想通りIさんは途中で朽ち果てた。
骨付きリブ・アイステーキ

他の2人はフィレステーキより大型のリブ・アイステーキ。本当はTボーンステーキを食べたかったが、この店には置いてなかった。従って骨付きのリブ・アイステーキにした。日本では狂牛病で食べられなくなった骨付きに固執した。感染しても発病するのは遠い先。その頃に脳がいかれても酒のせいか、牛肉のせいか因果関係の判断は難しい。
焼き加減は丁度良く、柔らかいながらも噛み応えがあり、噛むほどに肉の美味さが出てきて満足した。自分の分は完食して、TAさんとIさんの分を少し分けてもらった。リブ・アイの方が美味しくてますます満足した。
それにしても満腹だ。もう酒を飲む気もしない。早めにホテルに帰って寝た。翌朝3時に目を覚まし、銀髪グルメ紀行を書きながら夜明けを迎えた。飛行場に着き、ラウンジに入ったところから飲み始めた。機内食の1回目をワインや日本酒と共に終え、椅子を倒して寝ることにした。計画どおりの寝不足が機能して、日本時間の夜中には眠りに入り、その後6時間で目を覚ましたのは一度きりだった。
機内で日本時間の朝に起床して時差ぼけはほぼ乗り越えた。成田から帰宅して通常通りに過ごせば次の朝に時差ぼけは完全に消える。
翌朝、時差ぼけは解消できてもお腹の調子は今ひとつ。大食の後遺症はもうしばらく残る。
BOBBY VAN’S
230 Park Ave, S.E. Corner of 46th St & Park
212-867-5490
http://www.bobbyvans.com
ご参考
[2007 America’s Top Ten Hall of Fame]
Ben Benson’s / Bobby Van’s Steakhouse / Bob’s Steak & Chop House / Chicago Chop House / Gallgher’s Jackson’s Steakhouse / LG’s Prime Steakhouse / Peter Luger Steak House / Sam & Harry’s / Shula’s Steakhouse / Ⅲ Forks
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2007年08月19日
[自由の女神とハンバーガー](ニューヨーク)
ニューヨークで唯一の観光とアメリカに来たらやっぱりハンバーガー

平日の通勤ラッシュに巻き込まれないように、自由の女神の立つリバティー島に渡る船乗り場まで地下鉄を使った。2ドルの均一料金。改札入口で切符を機械に滑らせるだけで、出口のチェックはない。汚れて落書きだらけのイメージと異なり、駅も車内もきれいだった。
駅を出て船乗り場にあるバッテリーパークに向かう。フェリーに乗るとみんな一番上の席を狙う。席が埋まると手摺りや通路に人が溢れる。フェリーが動き出す頃には特等席に座って優越感に浸った人たちも結局は席を立つ。人垣で周りが見えないためだ。船内の席に座った人がもっとも賢い。銀髪は後方の手摺りに立ったお陰で写真が撮れた。

自由の女神像の入り口は長蛇の列。TOさんが事前にネットで入場券を入手していたが、列に加わらなければならない。入場券は既に売り切れで、列に並ぶ資格がない人たちは止む無く自由の女神像の下を一周して島を後にする。1時間半ほど並んでようやく謎のテントに足を踏み入れるとセキュリティーチェックだった。これまでしても今はもう自由の女神の冠までは上ることが出来ない。
自由の女神の台座からマンハッタン島のニューヨークビル群を眺めて観光終了。昼飯ハンバーガーにした。熱暑の中でやっとありついた食事にビールがないのは残念だった。

大きなパンに、マクドナルドの3倍ぐらいのボリュームの肉が挟んである。ハンバーガーが隠れんばかりにポテトを盛ってくれたので、出口の勘定場の人にポテトの下にもう一個ハンバーガーを隠しているのではないかと疑われた。ミネラルウォーターと合わせて9ドル50セント。結局ポテトは残すのだから、ポテトは別料金にして欲しかった。
翌朝、マクドナルドに行った。ソーセージエッグマッフィンにはハッシュドポテトもついてきた。アメリカではポテトはセットで出てくるのが当たり前なのかもしれない。コーヒーを頼んだら何か聞かれるが意味が分からない。聞き返すとミルクが1か2かと言う。1本指を立てると、頷いた黒人少女はミルクを少し入れてコーヒーを注ぎ足す。これがアメリカ流。合計で4ドル52セント。ロンドンではマクドナルドもかなり高いと聞くが、アメリカは日本とあまり変わらない。

サイズも同じなので安心した。コーヒーの器は日本より立派。滅多にマクドナルドに行かない銀髪には味の評価は分からない。
なぜマックだけが小さいのか不思議だ。他店のハンバーガーはマックの倍ぐらいある。「子供でも1個食べきれる、大人なら2個以上必要」なサイズこそがマックが世界制覇できた秘密かもしれない。
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2007年08月14日
[THE SEA GRILL](ニューヨーク)
ロックフェラーセンターのシーフードレストランへ

3日目にしてようやく和食を離れた。ビジネスパートナーとなるTさんにお願いして予約してもらったのは、ロックフェラーセンターの地下にあるシーフードの店だった。ロックフェラーセンターはニューヨークのランドマークの一つだけに記念撮影をする観光客が目立つが、専用エレベーターで地下に降りると窓ガラス一枚隔てて喧騒から逃れられた。
周りを見渡して男だけでテーブルを囲むのが我々だけでなくて少し安心した。もっとも、殆どはカップルか女性を含んだグループだ。席につくと隣の正装したインド人老夫婦がこちらを睨む。「大丈夫ですよ、僕らは上品な日本人ですから」と目で話す。
きさくなウエイターの推奨を拒絶して、各人好きなものを頼んだ。まずアミューズから始まる。一流レストランらしくパンも立派。

前菜3種類

2人が蟹を選び、他は鶉と海鮮スープ。シーフードのお店なのに銀髪は鶉を選んだ。蟹を少しもらったが、鶉の方が正解。
メイン3種

本当はステーキを食べたかったが、Iさんが「歯が悪くて心配だけど、食べたい」というので彼に譲った。自分は別のものを頼んで、ステーキが固くて食べられなければIさんと交換することにした。結局量が多いからと1枚もらって食べたステーキの方が上だった。洗面器のような皿に入った丸ごとの魚はちょっと大味だった。
オーストラリア在住のときに悟ったことだが、シーフードの扱い方は日本人が一番上手い。他の人の好みは分からないが、銀髪にとっては鶉とステーキがこの店のベストの組み合わせに思えた。
食事を終えてロックフェラーセンタービル65階のバーに行った。夕暮れから夜景に変わる絶妙のタイミングだったが意外と空いていた。正面にエンパイアステートビル、遠くに自由の女神が見える。キング・コングがジェット機を追い払う場面が頭に浮かぶ。巨大なゴリラが人間の美女を愛した設定もおかしかったが、彼女の命を守ったダンディーなところは格好良かった。

写真撮影に一生懸命な銀髪をよそ目に、Tさんは隣のテーブルに座る家族連れのスイス人オヤジと意気投合している。Tさんは奥さんをグレース・ケリーみたいだと誉めそやし、30前後に見える娘にも茶々を入れる。これにオヤジさんが丁々発止と応ずる。ベラベラ話す二人を見て娘があきれた顔をして銀髪に目配せする。
美女がいくら親父さんにあきれても、ダンディーなゴリラが助けに来てくれる、なんてことはないよなー。
THE SEA GRILL
Rockefeller Center 19 West 49th St. between 5th & 6th Avenue
212-332-7610
http://www.patinagroup.com
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2007年06月28日
[オレゴン バー&グリル](汐留)
酒の注文を取りに来た女性にいきなり尋ねた。「オレゴンってどこにあるの?」

「ワシントン州の南です」と言われてアメリカの首都ワシントンDCを思い浮かべてしまった。それを見透かしてか「ワシントン州はイチローのいるシアトルがある州です」と続ける。南にネバダ州、東はオハイオ州、モンタナ州、その向こうにワイオミング州がある。名作「シェーン」を思い出した。
店内はほぼ満席。客の殆どは汐留シティーセンターの42階からの景色・夜景が目的で、店がオレゴンだろうがドラゴンだろうが関係ないだろう。窓際は最高のデート席で、我々は夜景を見るふりをしながらカップルの品定めができる特等席をいただいた。
メインはすぐに決まった。ステーキと州の魚・キングサーモン。アメリカサイズの料理を予想して、前菜は抑え気味にした。
ズッキーニ、ポタージュ

日本語では「花ズッキーニのフリット ビスト添え」だが、英語では「Fried Zucchini with Vegetable Sauce」。よく分からないままナイフを入れると、スープが飛び出してきた。ワイシャツやズボンが味見をできて喜ぶほどに美味だった。
安っぽい1枚もののメニューだが、毎日変わるというので納得。料理の種類は思ったより多い。変わらないのはもちろんステーキだろう。
ステーキ

ステーキはメキシコ産、日本産、米国産の3種類がある。メキシコ産が一番安く、米国産は2番目。米国産カスタムエイジ・サーロインの一番小さいサイズ、80オンス(230g)4,800円のステーキを食べることにした。エイジ(Aged)なので老牛かと店員を茶化したら、笑ってくれずに熟成の意味だと諭された。
和牛のような柔らかさはないが、脂っこくなくて噛むほどに味が出る。結構好きなタイプだ。
キングサーモン

200グラムのキングサーモンは野菜の串焼きを従えて巨大な一皿になった。アメリカらしくていい。備長炭でしっかり焦げ目がついてこれもなかなか美味かった。大味と言うなかれ。これがアメリカ料理だ。
ワインもオレゴンのものを飲んだ。どうせ気取るなら西部の男を気取った方が楽しい。
オレゴンはシェーンに匹敵するような名作西部劇の舞台になったのではないかと調べたら、もっとも有名なのは「スタンドバイミー」。西部劇ではないがスティーブンキング原作の映画もノスタルジックでいい。
オレゴン・カフェ&グリルの話を書いているのに、ベン・E・キングの主題歌が頭を離れない。Stand by me と何度も口ずさむと、窓際のカップルたちにぴったりの店だったのかもしれないと思えてきた。
オレゴンバー&グリル
東京都中央区築地4-5-7
03-3524-1500
♪スタンドバイミー
When the night has come And the land is dark (夜がやってきてあたりは暗くなってしまった)
And the moon is the only Light we'll see (ただ月だけが 僕らが見ている ただひとつの光)
No I won't be afraid Oh I won't be afraid (それでも僕は 恐れたりしない 怖がることなんてないんだ)
Just as long as you stand Stand by me (ただ君が僕のそばに いてくれる限りは)
So darlin', darlin' Stand by me, oh stand by me Oh stand, stand by me Stand by me
(だからねえ そばにいて 今僕の そばにいてほしいんだよ 僕のそばに 君がいてほしい)
If the sky that we look upon Should tumble and fall(見上げればいつもそこにある空が たとえ崩れ落ちてきたとしても)
Or the mountain should crumble To the sea (たとえ山が 海の中に崩れ落ちてしまったとしても)
I won't cry, I won't cry No, I won't shed a tear(僕は泣かない 泣いたりしない 涙なんか 流したりしない)
Just as long as you stand Stand by me (ただ君が僕のそばに いてくれる限りはね)
And darlin', darlin' Stand by me, oh stand by me Oh stand now, stand by me Stand by me
(ねえ だからそばにいて 今僕の そばにいてほしいんだよ そばにいて そうしてほしいんだよ 僕のそばに 君がいてほしいんだ)
Darlin', darlin' Stand by me, oh stand by me Oh stand now, stand by me Stand by me
(ねえ だからそばにいて 今僕の そばにいてほしいんだよ そばにいて そうしてほしいんだよ 僕のそばに 君がいてほしいんだ)
Whenever you're in trouble Won't you stand by me Oh stand now, stand by me...( たとえ何があっても 僕のそばにいて 今僕の そばにいてほしいんだよ)
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2007年04月06日
[スナッパー&グルーパー](銀座)
銀座でメキシカンフードを

銀座で食べ物屋を探すならコリドー街へ行けばいい。チェーン店も含めて比較的リーズナブルな店が並ぶ。スナッパー&グルーパーも気軽な店の一つだが、やはり初めて行く店は不安だ。
6時に店内に入ると客はまだ一組だけ。空いた店内に大音響が流れる。トロピカルムードがうたい文句だが、ビートルズのアルバムがかけられている。我々のグループにビートルズ世代がいることを見取って気を遣ってくれているのかもしれない。
タコのガルシア風、小エビのアヒージョ

タコのカルパッチョは香辛料が効いて好評だった。海老のガーリックオイル煮も予想通りの味。
ハラペーニョ・ボンバ(右は中身)

チーズコロッケだと思って一気に食べたら酷い目に合う。大辛のハラペーニョが殆ど丸ごと入っている。銀髪には耐えられる辛さだが他の人たちは悲鳴を上げている。食事は驚きが大事な要素である。辛いのを食べてテーブルは一気に盛り上がった。不安が驚きに、驚きが喜びに転じた瞬間だ。
オリジナルナチョス、オリジナルタコス

ナチョスの揚げ餃子は辛くなくてみんなホッとしている。タコスには少しハラペーニョを入れた方が美味いが、流石に懲りたかみんな恐る恐るだ。銀髪はもちろん全部入れる。
メキシカンフライドライス(右は混ぜた後)

今や沖縄料理の人気商品になったタコライスを石焼ビビンバ風にアレンジしている。若い店員にまぜまぜしてもらった。これも好評だった。但し、ハラペーニョだけが不人気で数切れ残された。これを銀髪が口に含んで平静を装ったが、ビールのグラスは既に空で、店を出ても口の中がヒリヒリした。
静かに話せたのは「イエスタデイ」がかかっている時だけ。もうじきチャンチャンコの人にはちょっと辛い店だったが、洒落た店では味わえない開放的な食事になったのも確か。いくら褒めてもおじさんたちだけでは来ないだろうけどね。
スナッパー&グルーパー
東京都中央区銀座7-2-20 パシフィック銀座ビル1階
03-5568-8859
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2006年11月01日
[チャヤマクロビ](新宿)
からだにやさしい食事
魚と野菜の店チャヤマクロビに連れて行かれた。肉・卵・乳製品・白砂糖・科学調味料を一切使用しないそうだ。魚介類は使うので完全なベジタリアン料理屋でないと知り安心した。
料理にはどれも詳細な説明が記されていて楽しいのだが、一品一品読んでいると骨が折れる。後半に差し掛かると前半のメニューは頭から消えている。いい加減読んだところで諦めて店員を呼んだ。
「これは絶対食べてくれというのはどれだい?」とお決まりの文句を言う。お奨めに従って「三陸のわかめと天然鮮魚の刺身風サラダ 柚子ドレッシング」「インカの目覚めの豆乳クリームグラタン」「海の幸のブイヤベース 玄米おこげ添え」それと「天然酵母のパン」を頼んだ。

パンはバターやミルクを使っていないので物足りなく感じる。これを補っているのがピーナッツバター。子供の頃は好んで食べたピーナッツバターだが、最近では甘味が気になって使うことはまずない。しかし白醤油や生姜が入っていると説明されたので、興味が湧いて食べてみた。隠し味は何度食べても分からないほど微量のようだ。

サラダは予想通りのものだった。いい魚を使っているので醤油とわさびで食べたかった。どんなに工夫をしても刺身の食べ方は日本式に勝るものはない。海は世界中にあるのに魚の生食文化が日本でしか育たなかったのがわかる気がする。

グラタンは面白かった。ミルク、チーズなしでグラタンを作るのは苦労しただろう。ジャガイモの他に玉ねぎ、シメジ、キノワが入っている。キノワはアンデス原産の穀物で植物繊維やアミノ酸が豊富だそうだ。インカの目覚めとはジャガイモのことで、うまくキノワと調和している。

ブイヤベースはもともと魚介類の鍋料理で、肉を入れたものは聞いたことがない。そこでわざわざ「海の幸」と書く必要はないと店員を茶化したら、この店には正真正銘のベジタリアンも来るので、魚介類を使っていることを知らせるための表示とのこと。筋が通った回答に感心した。シンプルなブイヤベースで魚の下に玄米のおこげご飯が敷いてあった。少しにんにくを効かせたらもっと美味いかもしれない。
ワインもオーガニック・ワインとこだわっている。白ワインを飲んだが悪くなかった。
母体は神奈川県葉山の老舗料亭「日影茶屋」と聞かされても、行ったことがないので有難がることもできないが、面白い店ではあった。総じて味が薄い感じがしたが、それが健康食品を信奉する人達の好みかもしれない。
医食同源なる言葉が思い浮かぶ健康的な夕食だったが、それから飲みに行った後に、フラフラとラーメン屋に入ってしまった。豚骨・動物系のギトギトラーメンである。
結局トータルしたら不健康な晩餐になった気がする。いたく反省。
チャヤマクロビ 新宿店
東京都新宿区新宿3-14-1 新宿伊勢丹本館7階
TEL.03-3357-0014
http://www.chayam.jp/restaurant/shinjuku.html
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2006年06月10日
キュラソー カリブの海賊
次の目的地はカリブ海に浮かぶ島、キュラソーだ。
ワシントン・レーガン空港を飛び立つとすぐに、ペンタゴン(国防総省)が見えた。空から見ると無防備とも思えるペンタゴン、テロリストたちはどんな思いで見るのだろうか。

約2時間でマイアミ空港に着いた。折角のマイアミも空港の外に出ることはできず2時間待機。それからキュラソーに向かった。今度は3時間の飛行。
カリブ海にはたくさんの島があるが、海賊が散々暴れまわった後、海賊以上に強欲な列強が各島を支配した。イギリス領、フランス領、アメリカ領などの島々に混じって、ベネズエラの北約50キロにオランダ領キュラソーがある。
どの島も観光以外に目立った産業がないため、タックス・ヘイブンとなり、金融機関や会計士、弁護士等を引き寄せる。
オランダ領らしい赤い屋根の家並みの向こうに巨大客船が見える。下船する観光客を横目に、蒸し暑い中を我々はネクタイはしないまでも、ジャケットを着込んだ暑苦しい格好でミーティング先に向かった。

働いても、仕事をしても食事の時間はやってくる。昼食はWine Cellarというレストランに行った。メニューにオランダらしい料理を捜したが見つからず、結局食べたのはアヒルの肝臓のパテとラム(子羊)チョップ。パテは辛すぎて、ラムは焼きすぎだった。料理の選択を誤ったかもしれない。

夕食までのわずかな時間、ホテルが臨む海で泳いだ。「カリブ海で泳いだぞー!」と言うために。水は透き通っていて、体長5センチ位の魚が銀髪に驚いて小石の陰に隠れるのが見える。
暖かい海から砂浜に上がると、強めの貿易風が体を冷やして通り過ぎる。

夕食は要塞跡のようなRiffort VillageのBistro Le Clochardに行った。セッティングされていたテーブルを断り、わざわざ海の見える席に移動したが、10分もしないうちに日は暮れて外は闇に沈んだ。それでもみんな、このレストランが気に入った。美人のウエイトレスがいたためだ。料理が来る前に、この店が今回の旅行でナンバーワンの評価を得た。
料理が出てきて、銀髪の評価もナンバーワンになった。変わった料理があるし、地元で取れた食材も使っている。

変わった料理は蛙。両足がそのままの形で出てきたのにはちょっと驚いた。フィンガーボールも一緒に出てきたので手で食べろというのだろう。蛙の肉の味はイメージどおりだが、ソースがうまい。パンをつけて食べると本当に美味しかった。
次は地元でとれたロブスター。日本の伊勢海老やオーストラリアのロブスターは赤色だが、地元産は緑色のようだ。身の中心が生に近い焼き加減は、なかなかよろしい。
隣の料理をちょっともらった。本日の魚(Catch of the day)鯛をバナナの葉で包んで焼いたもの。新鮮な食材を使ったアイデア料理。そう言えば、昼間みんなが食べていたエビカレーにもバナナが入っていた。とっても甘くて銀髪は好きになれなかった。
結局オランダ料理らしいものは口にしなかった。今度来たときには‥。
来るわけないか。
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2006年06月09日
[すし太郎](ワシントンDC)
日本に限らず外国に行っても食べたいものは地元のものだ。
魚介類であれば生、すなわち刺身で食べたい。洋食が口に合わない人はすぐに日本料理屋に行きたがるが、魚介類が豊富なところなら意外と賢明な選択でもある。残念なのは、そんな人は馴染みの料理と日本語が通じることに安心するだけで、地元の魚介類を試したり、味比べをしたりすることはまずないことだ。
日本から輸入した冷凍食品や、レトルト物を頼んでおいて不味いと顔をしかめる人が多い。もう少し考えてオーダーすればいいと思うのだが、銀髪にとっては理解不能だ。
いい店であれば、出来るだけ地元の物で日本料理を作ろうと試行錯誤している。とんでもないものが出てくることもあるが、それもご愛嬌で怒る気にはならない。
うなぎはオーストラリアでも獲れるが、日本のうなぎに比べると巨大である。長さ2メートル、太さ直径10センチなんてものもいる。ブリスベーンに日本のうなぎに近いサイズのものを蒲焼にする店があった。見た目は同じだがパサパサしていて味はまったくお粗末だった。それでもいい経験。話の種はできた。
すし太郎で刺身の盛り合わせを頼んだ。地元のもの、輸入物が混ざっている。鯖は日本産。多分地元でも獲れるはずだが、脂の乗りが違うのだろう。オーストラリアではしまあじが磯でたくさん釣れる。姿かたちはまったく日本のそれと一緒だが、味は異なった。

左がバラマンディ。中央上からさわら、すずき、さば。右上からまぐろ、さけ、びんちょう。
すずき(ノースカロライナ産)は脂が乗って美味い。日本産と遜色ないどころか、こちらの方が美味いかもしれない。さわらはボストン産。びん長まぐろは地中海産。
鮭は日本で生食にするのは大概輸入物。このアトランティック・サーモンは上等だ。
近海ものしか使わない高級寿司屋はともかく、大衆的な寿司屋は輸入物が殆んど。味は外国にある寿司屋の方がいいかもしれない。
バラマンディは懐かしくて頼んだ。もちろんオーストラリア産である。バラマンディとはオーストラリアの原住民アボロジニのことばで「大きなウロコを持つ魚」という意味だそうだが、かなり大きな魚なのでソテーなどしてよく食べた。上品な白身はどんな料理にでも使えた。薄造りで食べさせるとは意外だった。バラマンディのイメージとは違う。
巻物にボストンロールがあった。カルフォルニアロールはあまりに有名だが、小エビとレタスを巻いたものがなぜボストンの名を冠するのかわからない。誰が考えた料理なのだろうか。

「寿司屋?」と不満を言いながらしっかり楽しんだ銀髪であったが、隣の席には日本酒や焼酎を次々と飲み干し、日本人ウエイトレスをからかって怪気炎を上げているおじさんたちがいた。
彼らの酒宴はカラオケ付の別の日本料理屋に行ってからも延々と続いたとのこと。
クワバラクワバラ。他人の振りをしていよう。
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2006年06月08日
ソフトシェルクラブ
アメリカに来てステーキは食べた。次はハンバーガーでも食べようか。
初日はイタリアンに行くと言われて拍子抜けしたが、アメリカらしい大盛りのスパゲッティは見られたし、アンガスビーフのステーキも食べることができた。次のターゲットはハンバーガーにしようと思った。
今日は一日中ミーティングで、間に先方の招待によるランチが挟まれる。連れて行かれたレストランはワシントン郊外の学校や教会が点在する高級住宅地にあった。一見高級そうでハンバーガーは諦めなければならないのかと思ったが、メニューを開いてみるとやはりアメリカ。パスタ、ピザと並んでハンバーガーがあった。迷わず定番のチーズ・ハンバーガーを頼むことにした。
ところが、隣に座ったスティーブが異を唱えた。彼は我々とのミーティングのため今朝シカゴから飛んできていた。彼はワシントンに来たら、必ず蟹を食べると言う。クラブケーキ・ハンバーガーを頼めとうるさい。ワシントンに隣接するメリーランド州チェサピークで取れるソフトシェルクラブを、絶対食べなければダメだと力説する。タイ料理屋でフィッシュ・ケーキはさつま揚げのこと。日本のハンバーガー・ショップではエビバーガーが人気だが、クラブケーキ・ハンバーガーはエビを蟹に代えたと思えばいい。
もちろん銀髪はスティーブの奨めを受け容れた。

エビバーガーも好きだが、カニバーガーはスティーブの言うとおりなかなか美味い。すり身にしたエビはしっかり固まって歯ごたえがあるが、カニは粘り気がないためフワッと仕上がっていた。
午後のミーティングが終わって、夕食の時間が来た。銀髪の同行者たちは早くもアメリカの食事に音を上げている。海外出張中は日本食断ちが当たり前の銀髪にとっては、不満だが皆に従わざるを得ない。結局、寿司屋に行くことになった。ワシントンは魚介類の美味しいところで知られているので、地元の魚を食べるにはうってつけだと自らを納得させた。
メニューを開くと本日のお奨めにソフトシェル・クラブの唐揚があった。脱皮直後の軟らかい甲羅が特徴なので、唐揚にしても甲羅ごと食べることが出来る。昼に続いて同じ食材だが、料理法が違うので苦にならない。

ソフトシェル・クラブは日本にも輸出されている。銀髪は日本でも何度か食べたことがあるが、直近では銀座「らん月」でいただいた。甲羅ごと食べるのが楽しく、揚げると香ばしくて味もなかなかである。日本でこの料理を見つけたら、是非試して欲しい。
今日はソフトシェル・クラブのお陰で、ちょっとグルメ紀行らしくなった。
ソフトシェル・クラブを食べた店
[すし太郎](ワシントンD.C)
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2006年06月07日
リブアイステーキ アンガス牛のベスト・ステーキ
アメリカに行ったらやっぱりステーキだよね
ワシントンのイタリア料理屋で、パスタ料理などが主流のメニューからアメリカらしいものを探した。そこにSteak, Rib, Eye, Angus などの文字を見つけた。よしこれにしよう。
ステーキと言えば、日本ではサーロインかヒレぐらいしか聞かないが、リブロインとかTボーンなど他の部位のステーキも美味しい。
Eyeがつくと、その部位の最高のところを意味する。オーストラリアに居たときはいつもアイ・フィレット(ヒレ肉の中心部分)を買っていた。日本では高くてなかなか手が出ない。
アンガスは米国産牛の最高級品種として有名な名前だ。
すなわち、Steak, Rib, Eye, Angusは最高級アンガス牛の、赤身と脂のバランスがいいリブの、もっとも品質のいいところ(eye)を使ったステーキだと想像できた。
14 oz の文字も気になった。1oz(オンス)が何グラムかイメージできなかったが、大きいのは確かだ。アメリカなら大きくなければ絵にならない。
焼き方はミディアム・レアと一度は言ったものの、ミディアムに訂正した。

出てきた肉は思ったとおりでかい。後で調べてみたら14 ozは 約400g。これで40ドル(約4500円)は破格の安さだ。和牛だったら15,000円は下るまい。
いい焼き加減だった。外国産牛の場合、脂肪分が少ないので中に火が入りにくい。レアを頼むと中は生肉状態で出てくることが多いためミディアムにしたが、生焼けのようで火がちゃんと通っていたので評価できる。外側はカリッと焼かれて焦げ目がついている。
外国では塩・胡椒をせず焼いて、客が味付けして食べることが多いが、ここでは塩・胡椒がして焼いてありバランスもいい。
他のみんなにも分けたので、400gは気にならなかった。固いと言う人もいたが、噛む度に味が出てくるのもいいと思う。日本人は霜降り和牛の柔らかさに幻惑されている。脂が落ちると固くなってしまうしゃぶしゃぶや焼肉では和牛がいいが、ステーキは霜降りでないほうが美味い。アンガス牛の方が赤身に味がある。
柔らかさが牛肉評価の最重要ポイントと信じる日本人には、穀物肥育で脂肪をたっぶりつけた肉が人気だ。しかし毎日、肉を食べるアメリカ人は、脂肪分が少なくて食べ応えがある米国産牛の方を好むだろう。アンガス牛は高嶺の花かもしれない。
和牛か外国産牛かの論争は、まぐろのトロと赤身の論争に似ている。本まぐろの赤身の方がトロより美味いと通は言う。霜降り和牛よりも、アンガス牛の赤身の方が美味いとステーキ通は言うのだろうか。
アンガス牛のリブステーキは日本でも出す店があるようだ。帰国したら探して行ってみようかな。
連れて行く相手の評価が楽しみだ。
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2006年06月06日
[Filomena(フィロメナ)](ワシントン) ワシントンDCのトップ・イタリアン
ワシントンに行った。忙しい出張中の楽しみは海外に行ってもやはり食事だ。
連れて行ってもらったのはFilomena Ristorante(フィロメナ・リストランテ)というイタリア料理屋だ。フィロメナは主人の名前かと思ったが、殉教と純潔の乙女と言われる聖フィロメナ から取ったのかもしれない。
フィロメナは赤れんがの建物が並び、歴史を感じさせるジョージタウンにある。入り口にはクリントン前大統領夫妻がバレンタインデイに訪れた写真が貼ってある。ホームページを見るとレーガン元大統領、先代のブッシュ元大統領、俳優のチャールトン・ヘストン、ダスティン・ホフマンなどが来たとのこと。有名人御用達の店だ。
開店から20年以上になるが、2005年にはAOLディジタル・シティによるワシントンのベスト・イタリアン・レストランに選ばれている。入り口では女性が手打ちパスタを作るのを見ることが出来る。日本でも入り口横のウインドウの向こうでうどんやそばを打っている店があるが、それに良く似ている。我々が行ったときはラビオリを丁寧に包んでいた。
階段を降りたレストランフロアは思ったより広い。一見高級そうに見えるが、ジーパンでも入れる、いたって気楽な店である。
メニューを見るとパスタが主流で、本格的な高級イタリアンでないことが分かる。パスタの種類は豊富でフェタチ―ニ、カネロニ、ラザニア、ラビオリ、ニョッキ、ペンネ、リングイネ、リガトーニなど目移りしてしまう。
総勢9人のグループだから、色んなものを取って分け合えば楽しいと思ったが、ホストに任せた。ホストは前菜を選んでくれたが、メインはそれぞれに選ばせた。これが失敗だった。殆どはスパゲッティに偏ってしまい、多種のパスタを食べようとの銀髪の思惑は見事に崩れた。

更に悲劇的なのは、パスタはとても一人で食べきれない巨大なものだったことだ。
魚介類中心のスパゲッティの味は良かったが、量の多さにみんな度肝を抜かれ、味わうことを忘れた。アメリカ人のレストラン評価には、質だけでなく量も重要なポイントなのだろう。
クリントンはハンバーガーを一日何個も食べると有名だった。大食漢の米国人に繊細さを求めるのは間違いかもしれない。


手打ちパスタを楽しむならスパゲッティではなく、他のパスタにすべきだった。ラビオリやニョッキを一生懸命みんなに奨めたが、誰も聞き入れてはくれなかった。
小さめの前菜を一人一品。パスタは2~3人で分け合うのが日本人にとっての正しい食べ方だろう。
フィロメナはランチ・バイキングをやっている。行ったことはないが、そちらの方がディナーで行くより絶対お奨めだと思う。少しずつ、たくさんの種類のパスタを楽しめるはずだ。
それにしても、店頭で包んでいたあのラビオリを食べたかったなー。なんで誰も頼まないんだよ、クソッ!
ビーフ・ステーキを頼んだ銀髪に、文句を言う資格はないかもしれないが‥
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2006年03月22日
[ソル・アミーゴ](池袋) タコ酢?
ワールド・ベースボール・クラシック優勝バンザイ! メキシコよありがとう。お陰様で日本は野球世界一になることができました。そこでメキシコ料理。
メキシコ料理に最初に出会ったのは1978年にアメリカに行ったときだった。大学生の貧乏旅行である。食事はファスト・フードが多かった。マクドナルドをマクダーナルズと発音することや、フライドポテトのことをフレンチフライと呼ぶことを知った。
毎日ハンバーガーでは飽きてしまう。そこで食べたのがタコスだった。最初はひどく汗臭い匂いがして馴染めなかった。ところが何度か食べるうちに病みつきになった。皮(トルティーヤ)はパリパリの固いものも、柔らかいものも好きになった。
アメリカ風タコス

翌年、社会人になって豊橋に赴任したが、アメリカ旅行から帰って以来タコスを食べることはなかった。1984年頃、支店長がたこ焼きパーティーを支店長社宅でやると言い出した。そこで思わず言ってしまった。「メキシコ料理でタコスというのがあります。たこ焼きとタコスでたこたこパーティーをやりましょう!」
トルティーヤが豊橋で手に入るわけがない。東京の実家に戻ったときに探すことにした。日本橋高島屋、銀座三越、新宿伊勢丹などなど。どこにも売っていなかった。支店長になんと言って謝ろうかと絶望感にひしがれながら入ったのが実家に近い成城石井。成城学園前駅のすぐ前にあった八百屋が輸入食品を販売する高級スーパーに転換して間もない頃のことである。
なんとここにトルティーヤはあった。こんなに近いところにあったことをうらめしく思ったが、喜びの方が大きかった。豊橋に持って帰り無事たこたこパーティーは開かれた。支店の女性たちのポイントを大いに稼いだのは言うまでもない。
それから数年して普通のスーパーでトルティーヤを見つけた。今ではお馴染みになった黄色い箱の正札には「タコ酢」と書いてある店もあった。あまりに面白かったので、店員に教えずしばらくの間、前を通る度に笑った。そのうち訂正されてささやかな楽しみはなくなってしまった。
メキシコ料理屋は都内でもあまり多くない。池袋駅西口から3分のソル・アミーゴに行った。昨年11月にできたばかりで、料理は半額である。メニューを見て唐辛子が3つ付いているもの中心に頼んだが、銀髪にとってはそれほど辛くなかった。
メキシコビールとチリ

料理が半額なのでちょっと高めだが5種類のメキシコのビールを飲んだ。ライムを入れて飲むものと、入れないものとがある。アルコール度数は右端の黒ビールだけが5.3%で他は4%と軽め。赤ワインをグラス1杯飲んで、下の写真の料理と最後にアメリカ風タコスを食べた。料金は全部で約6,000円。若いアルバイト店員と話しながらの気軽な食事。味も及第点だった。
チリコン・カルネ、プリトー、チョリソー

チェーン店だそうだが、横道から地下に入る店の客の入りはあまりよくない。女性とカップルばかりでは辛いだろう。男同士でたまには居酒屋ではなくてメキシコ料理でもいいと思うのだが。
メキシコ料理 「ソル・アミーゴ」池袋店
東京都豊島区池袋2-13-3 佐藤ビルB1
03-3985-1464
http://www.amigo-jp.net/
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