2008年06月05日

健康指向の高まりか?

4社とも糖質ゼロ商品好調

ビール類売り場に糖質ゼロをうたう発泡酒がずらりと並ぶ。メタ
ボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策で特定健診・保健
指導が始まった今春、ビールメーカー4社の新商品が出そろっ
た。発泡酒の出荷量のほぼ半分を糖質カット商品が占める勢い
で、健康志向の追い風を受け定番化しそうだ。

低カロリーの「機能系」「健康系」と呼ばれるビール類は90年代
以降、繰り返し発売されてきた。だが、アルコール度数や味わ
いが「軽い」などの理由で消費は伸び悩み、定着しなかった。

01年にサントリーがカロリー50%カットの発泡酒「ダイエット生」
を発売したころから、健康系の人気がじわり上昇。04年に第3の
ビールが誕生し、価格面での魅力が低下した発泡酒では、健康
志向の付加価値がある商品に人気が集まるようになった。

昨年、アサヒビールが業界初の糖質ゼロの「スタイルフリー」(発
泡酒)を発売すると、当初計画の1.4倍の830万ケース(大瓶
20本換算)を売り上げた。

キリンビールも今年2月に糖質ゼロ発泡酒「麒麟ZERO(キリンゼ
ロ)」を発売。アルコール分3%の軽さが特徴で、「水代わりに飲め
る軽い飲み口が好評」(広報担当者)。年間計画を1.5倍の600
万ケースに上方修正した。

3月には、サントリーが発泡酒「ゼロナマ」を、サッポロビールは「軽
さだけでなく味にこだわる」ことを強調して糖質カットビール「ビアフ
ァイン」を発売。
今年1~3月の発泡酒出荷量に占める糖質カット商品の割合は4
6.5%に達した。さらに4月にもサッポロは糖質ゼロ発泡酒「ビバ
ライフ」を投入している。

メーカーには「5月の企業の健康診断で需要が増えるのでは」との
計算もあるが、「目新しさで売れているだけで、一気に膨らんだ市
場自体がメタボ状態。勝ち残れるのは一部」と冷静な声も聞かれる。

2008年06月05日 00:06

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