定年退職後、千葉の鴨川で農業を始めた人がいる。農業を継ぐ人がいない地主が、農地を手放した。地元の農業委員会の審査を受け、晴れて農家となったが、まだまだ農地の売買は、手続きが面倒なようだ。農林水産省は、農地制度の抜本的改革の検討を始める。
日本の農家の一戸当たりの耕作面積は、1.24ヘクタールと欧米の15分の1以下で高コスト体質を招いている。農地法などを根拠に利用規制があり、農地としての利用以外では、貸出しや売却は原則として禁止されている。また企業の利用も農家保護のため耕作放棄地に限られている。
制度改革では、農地の貸し手と借り手が長期間活用できるルールを検討する。貸し手である地主が必要なときに返却できないことを懸念して、貸借期間を3-5年の短期に設定している場合が多い。新ルールでは、貸し手が返却期限前に返却を求めた場合は、借り手の投資の未回収分を事前の取り決めで双方が負担する仕組みを作る。これにより長期の貸出しが可能となれば、大規模な設備投資を可能とし、競争力強化につながる。
また、飛び地農地の解消も進めたい意向である。農地を交換する際、面積や地質など条件を完全に揃えるのは難しいため、情報を管理し、交換の調整を可能とする第三者機関の設置を検討している。
さて、知り合いの農家は、2年目を迎えた。今年は何を栽培しているのだろうか?長梅雨で作物は、十分育ってないかも知れない。自然を相手にする仕事はなかなか大変である。現実は、のんびり晴耕雨読とはいかないようだ。秋の収穫には一度訪ねてみたい。
2006年08月01日 07:01
![こだわり [codawari] - ステイトクラスのための情報サイト](/common/image/header/logo.gif)