2006年08月25日

インターネットで転職

 一流大学に入り、一流企業に勤める。終身雇用制度の見返りに会社のために滅私奉公を強いられる。出世の早さは、個人差はあるものの、年功序列によりある地位までスライド式に昇進・昇給していく。やがてそこそこの退職金をもらい、引退していく。そんな常識が、今や過去のものとなっている。


 バブル崩壊以降、大会社もバタバタ倒れ、安定神話もなくなった。大企業の転職も珍しくなくなり、優秀な人ほど辞めていく時代となっている。

 インターネットの普及も転職を容易にしている。転職支援サイトの一つにリクルートの「WEBハンティング」がある。転職希望者は、経歴や保有する資格、希望年収などを細かく書き込み、企業側は、それを読んでメールで接触する。昨年9月に事業を開始したが、登録者は、20代から50代まで約70万人となった。企業側から転職者へのオファーは、延べ1万件を超える。

 ハローワークに登録するまででもないが、チャンスがあれば積極的に転職を考えたい。そんな要望をネットは吸い上げ、新しく巨大な「転職市場」が生まれている。専門家は、転職予備軍は、労働力人口の一割、約600万人になると試算し、5年前に比べ、倍増していると言う。

 ついこないだまで、履歴書は、手書きで何枚も書いたのが懐かしい。あの面倒を考えたら、もう二度と転職しないと思ったが、今は、ネットで簡単に応募できる。いつでも転職の希望をネットで出しておいてもいいだろう。ある日、ある社長から直接メールをもらうかもしれない。その社長が、自社の社長だったら笑えない。

2006年08月25日 18:07

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