日本で公募販売されている投資信託の残高は、順調に拡大してきている。販売窓口が、銀行及び郵便局に広がったこともあり、投資対象として浸透してきている。2007年9月末の残高は、80兆4356億円となった。さてこのうち設定から10年以上経つ投資信託の残高は、どれくらいだろうか?
答えは、全体の5%に過ぎない。米国では65%となり、伝統あるファンドが実績と共に残っている。日本では、長期投資を謳いながらも販売会社は、新しい話題のファンドを求めるため運用会社は新規ファンドを設定する。一般投資家もファンドを乗り換えるのにあまり抵抗がないようだ。
果たして何人の人が10年以上同じ投資信託を保有しているだろうか?保有しているとしても何人の人が、ファンドの投資哲学及びファンドマネージャーを知っているだろうか?将来、10年以上のファンドは徐々に増えていくだろう。10年後の株価の予想は、難しい。同様に貴重な財産を託す投資信託も10年後の姿を予想するのは難しいだろう。お金を託して終わりではなく、長期投資に耐えうるファンドかどうか真剣な検討が必要だろう。今後は、もっと運用の優劣がつきそうである。まずはもう一度目論見書を読み返してみよう。
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