2006年02月07日

PE(プライベート・エクイティ)とは?

 プライベート・エクイティとは、株式、転換社債型新株予約権付社債、新株引受権付社債をはじめ、持分権を表象する有価証券を含む株式の発行・取引形態が私募発行で行なわれたり、取引所及び店頭市場に上場・登録されていない株式のことです。

プライベート・エクイティへの投資は、アーリーステージ(企業の創業段階)での投資を行うベンチャー・キャピタルと、レイターステージ(企業の成熟が進んでいたり、上場寸前にある状態)にある企業に投資して早い時期に収益を得ようとする手法、事業再編に伴う企業支配権の買収等への投資を行うバイアウト投資とに分けることが出来ます。
 
オルタナティブの本場(アメリカやイギリス)ではオルタナティブの中で最もシェアが高い運用手法ですが日本ではシェアはまだほとんどありません。
  
プライベート・エクイティの特徴を簡単にまとめてみました。
  
(1)
投資主・・・主に、年金基金・生損保会社等の機関投資家や個人富裕層等(日本では未だ少ない)
  
(2)
投資形態・・・投資事業組合、リミテッド・パートナーシッブ、私募投信といったファンド形態である
 
(3)
投資期間が5~10年程度で途中換金ができないことが多い。また、出資方法はキャピタル・コール方式(投資予定金額の範囲内でファンドからの要求に応じて複数回払い込む)がとられる場合が多く、投資資金の回収についてもファンドの投資対象のいずれかが、IPO(株式公開)、M&A(会社吸収・合併)等によりキャッシュ化された場合にはその時点で分配金が投資家に配分される。

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2006年04月01日

オルタナティブって何?

オルタナティブ投資という言葉を耳にしたことがありますか。
今回からはオルタナティブ投資(代替投資とも言われる)という言葉と仕組みについて解説していきます。
 オルタナティブとは英語でAlternativeと書きます。意味は二者択一の、代替案, 代替手段, 代わりとなるものといった意味だが、一体どういうしくみなのか説明していきます。

 オルタナティブ投資 (Alternative Investment)とは、株式や債券といった伝統的資産に投資して、キャピタルゲイン(値上がり益)やインカムゲイン(配当収入)を期待するといった運用手法とは異なる投資手法を指します。
 つまり、デリバティブ(派生商品)と呼ばれる空売り、先物・オプション等を活用して、相場の動向にかかわらず絶対収益の確保を目指す運用手法のことです。
 具体的には、PE(プライベート・エクイティ【未公開株】)、証券化商品、マネージドフューチャーズ、不動産、ヘッジファンド、ファンド・オブ・ファンズ等幅広い投資手法があります。ヘッジファンド=オルタナティブ投資として使われていることが多いですが、ヘッジファンドだけがオルタナティブ投資というわけではないのです。
 
次回からは上記に述べたオルタナティブ投資の内容を1つ1つ細かく見ていきます。

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2006年05月28日

証券化商品とは?【証券化商品とは】

オルタナティブ投資の説明第2回は証券化商品についてです。

証券化商品とは、資産や不動産などの資産を担保とした債券等の総称です。
 
 証券化商品は、不動産や住宅ローンやカードローン等からの賃料収入を前提に証券を発行するもので、投資家は不動産や債券等からの運用を約束する証券を購入し、不動産や債権等から得られる収益を配当として受け取るものです。
 
 証券化商品のメリットとして不動産を例に取ると、不動産そのものに投資するよりも、不動産に対する権利を細分化して発行された債券等(証券化商品)を購入するほうが少ない金額で投資することができ、流動性も高くリスクを分散することができます。
 
 
証券化商品の例として以下のようなものがあります。
 
①MBO 住宅ローン担保証券
 
②REIT 不動産投資信託
 
③ABS 資産担保証券
 
 
 
次回からはそれぞれの証券化商品についてお伝えします。

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2006年05月29日

証券化商品とは?【MBS(住宅ローン担保証券)】

証券化商品の第1回はMBS(住宅ローン担保証券)についてです。

 MBSとはMortgage Backed Securityの略称で、モーゲージ(住宅ローン)を証券化したものモーゲージバック証券とも呼ばれています。
 
 不動産担保融資の債権を裏付けとして発行された証券のことで、オリジネーター(不動産の原所有者で、証券化のために不動産を仕組みの中に供給する人)が、住宅ローンを貸し出し、この住宅ローン債権を証券発行体に売却をする。証券発行体は、これをもとにしてモーゲージ証券を発行しています。
 
 発行された証券は、元利金支払の保証がされるなど信用力や格付が高められた上で、投資家に販売される。米国においてモーゲージ証券の大部分は、政府系の機関であるジニーメイ(連邦政府抵当金庫)、 ファニーメイ(連邦住宅抵当公庫)、フレディマック(連邦住宅金融抵当金庫)により発行されています。
 
 モーゲージ証券は、米国国債と並ぶ高い信用力を有しているが期限前償還のリスク(貸付期間が短くなることにより償還金額が減る)があり、よって投資家は一般的な債券より比較的高い利回りを享受することができる。モーゲージ証券の代表的な例として、※1パススルー証券があげられる。政府系発行体と民間発行体が発行するものがある。さらに固定金利のものと、変動金利のものに区別することができる。また※2CMOと呼ばれる債券や※3RMBSなどもあります。
 
  
※1パススルー証券  

   同じ種類の債券を集め証券化したもの

 
※2CMO(Collateralized Mortgage Obligation) 

   期限前償還リスクの緩和のためのもので担保となる証券やローンと異なる何種類ものキャッシュフローを持つ別々の債券として発行されるもの
 
 
※3RMBS(Residential Mortgage-Backed Securities) 
   住宅ローンを担保として発行される証券
  
  
  
次回はREITについてお伝えいたします。

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2006年05月30日

証券化商品とは?【REIT(不動産投資信託)】

証券化商品の第2回はREIT(不動産投資信託)についてです。

REITとはeal statenvestment rustの略称で不動産を証券化したものであり株式の分野に属します。
 
 平成12年11月に施行された改正投資信託法により、従来「主として有価証券」しか運用対象とできなかった投資信託が、不動産等それ以外の資産にも投資できるようになった。不動産を運用対象とするものを不動産投資信託という。米国で既にReal Estate Investment Trust(REIT、不動産投資信託)という類似した制度が普及していることから、それに対して日本版REITJ-REITという通称で呼ばれている。なお、改正投資信託法の中では、投資法人と呼ばれる会社型と投資信託と呼ばれる契約型の二種類が存在するが、現在、証券取引所に上場している不動産投資信託は、すべて会社型スタイルのものです。
 

 仕組みを簡単に説明すると、投資家から広く募集した投資資金により、賃貸オフィスビルや賃貸マンションなど、安定した収益を生んでいる不動産を取得し、その賃貸収入や売却により生じた収益から不動産の維持・管理費用や支払い金利を差し引いた残りの利益を投資家に分配する、というものです。
 
  不動産投資法人は、法人税法上、利益の90%以上を配当として分配すれば、分配金は課税されないというメリットがあり、不動産投資によって得た収益を大部分投資家に分配することが可能となります。したがって、株式と比較すると相対的に高い配当利回りが期待できるが、配当原資である賃貸収入や不動産売却益は、不動産市況・経済環境などに大きく影響されるため、注意が必要です。


次回はABSについてお伝えいたします。

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2006年05月31日

証券化商品とは?【ABS(資産担保証券)】

証券化商品の第3回はABS(資産担保証券)についてです。

 ABSとはAsset Back Securitiesの略称で自動車ローン・クレジットカードローン・不動産・債券等の資産を証券化したものです。ABSが導入さされた1998年9月までは、有価証券を発行する会社は、発行会社全体での信用力や収益力を裏付けに資金調達していたが、所有する不動産や債権など資産の信用力やキャッシュフローを裏付けにして、債券やCP(コマーシャルペーパー【割引形式で発行する無担保の約束手形】等を発行して、資金調達することが可能となった。
 
 米国では、自動車ローン、リース・クレジットカードなど、各種の債権や商業用不動産などの資産を裏付けとして発行される証券の総称として呼ばれている。例としてCDOCBOCLOがある。

次回はCDOについてお伝えいたします。

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2006年06月01日

証券化商品とは?【CDO(債務担保証券)】

証券化商品の第4回はCDO(債務担保証券)についてです。

 CDOは1980年代に米国ではじめて発行された証券でCollateralized Debt Obligationsの略称である。
社債及び一般事業ローンを担保に元利払いを組みかえるものを指す。
 
 担保とする商品が貸出債権の場合CLO、債券または債券類似商品の場合CBOと呼ばれる。CDOは、CBOCLOの1つまたは両方を組み入れている商品を指す。日本ではBIS規制(国際決済銀行による自己資本比率規制)対策として1978年頃から発行され始めました。
 
   
 
次回はCBOについてお伝えいたします。

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2006年06月02日

証券化商品とは?【CBO(債券担保証券)】

証券化商品の第5回はCBO(債務担保証券)についてです。

 CBOとはCollateralized Bond Obligationの略称で、複数の社債を裏付け資産として発行されるABS(資産担保証券)の一種です。
 
 担保資産となる社債は、新規発行・既発行を問わず利用される。どちらの場合も集められた債券プールから生まれるキャッシュフローの充当順位を区別化し、高格付部分と低格付部分を作り分けることにより、様々なリスク・リターン特性をもった商品の提供が行われています。
 
 高格付の債券をシニア債、中間のものをメザニン債、低格付のものをジュニア債と呼びます。利金や償還金は、シニア債→メザニン債→ジュニア債の順番で支払われる。よって発行体が同じでも、優先順位の異なった債券には、それぞれ異なった格付けがされている。
  
 日本のCBO市場は、新規発行社債を利用したCBOが中心であり、社債単独発行が難しい信用力の低い中小・中堅企業の場合でもCBOに参加することで資本市場からの資金調達が可能となった。
  
 
次回はCLOについてお伝えいたします。

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2006年06月03日

証券化商品とは?【CLO(ローン担保証券)】

証券化商品の第6回はCLO(ローン担保証券)についてです。

 CLOとはCollateralized Loan Obligationの略称で、金融機関が貸し出している貸付債権(ローン)を証券化したもので、ローンの元利金を担保にして発行される債券のことです。
 
 CLOは、流動性が低い貸出資産を、ローンより市場での流動性の高い債券の形にすることで、より機動的に資金を調達することができる。
  
 仕組みについて簡単に説明すると、金融機関がローンをSPC(特別目的会社)に譲渡し、特別目的会社が債券を組成し、投資家がこれを購入する。そして、ローンの元利金を投資家が受け取るのが一般的です。
 
 CLOは、シニア債メザニン劣後債といった支払優先順位の異なる(支払優先順位 シニア債→メザニン債→劣後債)数種類の債券が組成される。ローンからの元利金は支払優先順位の高い順に支払われるので同一の発行体の債券でも、階層の異なる債券ごとに、それぞれ異なった格付がなされている。CLOは、多種多様なリスク・リターン特性を求める投資家に対して、様々な投資機会を提供することができる。
 
 
次回はマネージドフューチャーズについてお伝えいたします。

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2006年06月04日

マネージド・フューチャーズとは?

オルタナティブの説明第3回はマネージド・フューチャーズについてです。

 マネージドフューチャーズとは、CTA(Commodity Trading Adviser)と呼ばれるプロの先物運用業者に運用を委託し世界の先物・オプション市場を対象に投資するファンド及びアカウントのことです。
形態としては主に個人投資、公募ファンド、私募ファンドの3つに分類されています。
 
 株、債券、他のオルタナティブとも相関関係が低いことや、イベントリスク(テロ等のイベントが起きた時のリスク)に特に強いことから近年、徐々にシェアを伸ばしています。 
 
 マネージドフューチャーズは高い収益が期待できる反面、パフォーマンス(運用成果)が激しく上下動しますので一時的に資産を大きく減らすといった事も珍しくありません。
 
 先物というと危ない、だまされた、無理やり買わされたといった悪いイメージをお持ちの方も多い思います。しかし、アメリカではとてつもなく大きな市場の1つになっています。日本でも市場の整備や法制度の改正が進むにつれて大きなシェアを獲得していく戦略でしょう。
   
  
次回からはヘッジファンドについてお伝えいたします。

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2006年09月28日

ヘッジファンドとは?【ヘッジファンドとは】

オルタナティブ投資の説明第4回はヘッジファンドについてです。

 ヘッジファンドとは英語で書くと【Hedge Fund】でヘッジとはリスク回避という意味を持ちます。つまり※市場リスクを回避しながら収益をあげる手法で金利、為替、株式、債券、商品などに対してアービトラージ(裁定取引)やデリバティブ(派生商品【オプション・先物等】)などによる取引を行います。また、特徴としては※レバレッジを掛け高いリターンを追求しているものが多数あります。
 
 投資スタイルは様々なタイプがあります。株式のロングショート戦略マーケット・ニュートラル戦略ペアトレード戦略アービトラージ戦略グローバルマクロファンド・オブ・ファンズマルチ戦略等です。
ヘッジファンドの形式として少数投資家向けの私的な投資組合を自国の課税当局や法規制の及ばないタックス・ヘイブン(租税回避地域)に設立されているものが多いのも大きな特徴です。

次回からはそれぞれの戦略についてお伝えします。 
 
市場リスク
市場リスクとは相場の下落(日経225やTOPIXといった指数が下落)に追随してしまうリスク

レバレッジ
負債比率のことです。例えば、信用取引を使い借入金を受け取る事によって投資元金に対し何倍もの 投資を行うことが可能です。

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ヘッジファンドとは?【株式ロングショート戦略とは】

ヘッジファンドの第1回は株式ロングショート戦略についてです。

 ロングショート戦略は株式のロング(買い)ショート(売り)を同時に行って市場リスクを軽減し、収益をあげる手法です。ただし、ロングショート戦略はロングとショートの比率が正確には決まっておらずロングバイアス(ロングの比率)が高いときには市場との相関が高くなる傾向があります。
 
 戦略としては、今後さらに成長が見込まれる企業なのに株価が安いと判断される株式を買うのと同時に成長が見込めない、同業他社と比べて相対的に見劣りする企業なのに高いと判断される株式を空売りし、各銘柄の割高・割安の状態が解消される時に収益化するといった手法です。買いと売りを業種ごとに分けるといった手法等さまざまな手法があります。
 
 ロングショート戦略は基本的には割高度・割安度の収束を狙って取引するので市場のボラティリティー(変動率)が低いときは効果を発揮しにくいです。
  
  
次回は株式マーケット・ニュートラル戦略についてお伝えいたします。
 

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ヘッジファンドとは?【株式マーケット・ニュートラル戦略】

ヘッジファンドの第2回は株式マーケット・ニュートラル戦略についてです。

 株式マーケット・ニュートラル戦略>(市場中立戦略)は株式のロング(買い)とショート(売り)を同時に同額で行って市場リスクを極限まで軽減し、収益をあげる手法です。マーケット・ニュートラル戦略は、株式ロングショート戦略の1つとして使われることも多いですが、ここでは別の戦略として取りあつかっていきます。株式マーケット・ニュートラル戦略の大きなメリットとして株式市場との相関性が非常に低いことがあげられます。
     
 戦略としては、割高な銘柄の空売りと割安な銘柄の買いを同時期・同金額で行い、ポートフォリオが株式市場全体の変動からニュートラル(中立)になるような状態にしつつ、銘柄の割高と割安の状態が解消される過程での収益獲得を狙います。
 
 マーケット・ニュートラル戦略も価格の収束を収益につなげるので、市場のボラティリティーが低いときには効果を発揮しにくいです。
 
  
次回はペアトレードについてお伝えいたします。

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ヘッジファンドとは?【ペアトレード戦略】

ヘッジファンドの第3回はペアトレード戦略についてです。

 ペアトレード戦略とは相関あるいは逆相関のある銘柄の組合せを見つけ出し、株式市場の局面によって割高な銘柄の売りと割安な銘柄の買いを同時に行い、スプレッド(価格差)を利用して利益を得る投資方法です。売りと買いを同時に行うことによってリスクを限定し、少しずつ利益を積み上げていく手法です。
 
 売買の組合せのとしては、2銘柄間の株価の差が周期的に変化する組合せや2銘柄の株価の間に強い相関関係が認められる組合せ等さまざまな種類があります。
 
 ペアトレードのように2銘柄の価格差(スプレッド)に注目して売買を行うと、市場リスクの影響を受けにくくなります。つまり、相場全体が上昇・下落・もみあい(市場の変動があまりないとき)局面においても利益を得ることが可能となっています。
 
 
次回はアービトラージについてお伝えいたします。

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ヘッジファンドとは?【アービトラージ戦略】

ヘッジファンドの第4回はアービトラージ戦略についてです。

 アービトラージ戦略とは裁定取引戦略のことで、同一の商品、証券、通貨等が2つ以上の市場で取引されているとき、安い価格で売っている市場で商品を買い、高い価格で売られている市場で同一商品を売り、理論上リスクなしにその価格差から利益を得る手法です。鞘取り取引とも呼ばれています。
 
売買の組合せとしては、
 
 ①株価指数先物と先物の現物との間の価格差を活用するもの
 
 ②現株と転換社債との間の価格差を活用するもの
 
 ③買収計画が発表されたか、あるいはその可能性のある被買収会社の株式を買って利益を狙う
 
といったものがあります。

 現在は、証券の現物市場と派生証券(オプション、先物等)との間、同一の先物で異なる限月の間での裁定取引である「限月間スプレッド」、異なる先物市場間(例えば、大証とSIMEX)での裁定取引である「市場間スプレッド」等が盛んに行われています。
 
 
次回はグローバルマクロについてお伝えいたします。

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ヘッジファンドとは?【グローバルマクロ】

ヘッジファンドの第5回はグローバルマクロについてです。

 グローバルマクロは、あらゆる市場の為替、金利、株式商品等を投資対象とした戦略で定型的な形は定まっていません。
 
 特徴としては、世界中の市場経過や経済状況、政治状況を観察しトップダウンアプローチによって投資判断をしそれらの観察結果にもとづいて発見された市場の歪み・矛盾・トレンドに対して現物・先物・デリバティブを用いて大きなレバレッジを利かせた投資を行うものです。
 
 グローバルマクロはヘッジファンドの中でかつて最も多きシェアを誇っていた戦略だったが、2000年を境に徐々にシェアを縮小している。
 
 また、2000年の後半に世間を大きく騒がせたジュリアン・ロバートソンジョージ・ソロスの両名もグローバルマクロのファンドマネジャーであった。
  
  
次回はファンド・オブ・ファンズについてお伝えいたします

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ヘッジファンドとは?【ファンド・オブ・ファンズ】

ヘッジファンドの第6回はファンド・オブ・ファンズについてです。

 ファンド・オブ・ファンズとは前回までにあげたようなオルタナティブのファンドを組み合わせ1つのファンドに仕立てたものです。組み合わせるファンドの数は30~150本程度で特に数の制限はありません。
 
 特徴としてはゲートキーパーと呼ばれるファンドの組成者が様々なファンドを寄せ集めているのでファンド自体が分散投資になっていることや、すでにクローズ(新規の投資家からの投資を受け付けない状態)されている世界の優れたファンド投資することが可能になっている点です。
 
 ファンド・オブ・ファンズはそれ自体分散投資になっており優秀なファンドへのアクセスもできますが、個別ファンドの手数料の他にゲートキーパーへの手数料もかかるため運用手数料が複層的にかかることになり個別ファンドを買い付けるよりもコストが高くなることになったり、NAV(ファンドの純資産)の計算に時間がかかるといったデメリットも持っています。
 
 
次回はマルチ戦略についてお伝えいたします。

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ヘッジファンドとは?【マルチ戦略】

ヘッジファンドの第7回はマルチ戦略についてです。

 マルチ戦略とは資産を分割して自社の複数のストラテジー(分野)で運用するファンドのことです。複数のマネージャーによる分割運用方式は、世界各地の株式・債券を組み入れるバランスファンドを作る場合や、成長・バリュー・大型・小型といった投資スタイルの異なる株式に幅広く投資するファンドを組成する場合に有効です。
 
 ファンドの集合体という事で、基本的にはファンド・オブ・ファンズと似た性質を持っていますが、ファンド・オブ・ファンズに比べ自社運用の為ストラテジー間の資産の移動が自在に行うことができたり、ファンドの管理が容易であったり、運用手数料が少なくてすむといったメリットがあります。ただ、ファンド・オブ・ファンズに比べ分散投資の点では見劣りします。
 
 マルチというと悪徳商法いった印象が日本人の中にはありますが、そういった類の投資方法ではありません。
 
 

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